キリスト教系の女子高であったメサイアへPと母と行ってきた。今年は二回もメサイアである。今回は前回の教会での演奏よりももっと大所帯で、オーケストラ付きであった。会場もホールだったし。ホールは満員。立っている人もいた。
ソロの歌手は、ソプラノの人が上手だった。あとは教会で歌った人の方が上手だったかな。オーケストラはこの学校や系列の大学のオーケストラ部のOGとからしい。ときどきリズムと音がはずれてI cringedだが、概ねなかなか立派な演奏であった。去年は広島交響楽団だったらしい。
途中、ハーレルヤッ、のコーラスのときに聴衆も起立するのが慣例である。*1教会では、指揮の人がにっこり笑いながら私たちに立つようにジェスチャーをしたが、今回の指揮者は何もしなかった。あれ、立っていいのかな、皆さん座ってるし、と迷っていたら、ばらばらと立ち始める人がいて、私たちも立ち上がった。座ったままの人もいたけど。
2時間10分の演奏はなかなか迫力もあり、終了すると割れんばかりの拍手であった。スタンディングオベーションしている人もいた。あたしも楽しんだよ。久々にホールでの演奏を聴けて良かった。
で、帰りに母が食事でもしようかと言うのだが、彼女はディナーを外食することなどほぼ皆無なのでどこへ行くなどはまったくアイディアがない。それに23日の夜である。席がないと思うけどなあ、と思いつつもとりあえずホールから近いビルのレストランに行ってみた。入り口で私達を出迎えた店員は、全員泣きそうな顔をしながら「本日は予約ですべてお席が・・・」を異口同音で言う。やっぱり。私はクリスマスの夜に外食するということは今までただの一度もしたことがなかったので、こういう状況は噂には聞いていただけであった。本当に皆さん外食するのね。おもしろい現象。仕方ないんで、食事はまたの機会にということにして、母と別れた。
その後、Pと私は夕食のお惣菜を買おうとデパ地下へ。鶏の足だらけである。これもおもしろい現象。って、実はあたしも生まれて初めてスーパーで生の鶏足を買って冷蔵庫に待機させている。やっぱりクリスマスディナーをちゃんとしたい男と一緒なので、ならばある程度のことはしてみようか、とレシピを探してみたのだ。どうなることやら。見ものだ。で、その買った鶏足が骨の途中でぶったぎってあり、骨の断面も丸見えだし、なんか血ぃ出てるし、marinateしながらなんか「I should be a vegetarian」と思ったのであった。関節のとこで外しといてよっ。

*1:1743年、初めてロンドンで演奏された際、国王ジョージ2世が、ハレルヤコーラスの途中に起立し、後に観客総立ちになったという逸話がある。これは、かつて英国で全知全能の神を讃える賛歌が演奏される際には起立する習慣があったことによる。Wikipediaより