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となりのトトロ [DVD]

激しく遅ればせながら鑑賞。１９８８年の映画だったとは。
フィンランドでは、２００６年のフィルムフェスティバルで初めて上映されたとか。そういえば、去年ヘルシンキの日本食レストランへ行ったとき、ライフサイズのトトロの看板があった、ということをMちゃんが言い、初めて思い出したのであった。フィンランドにおける宮崎作品はごく最近のトレンドらしい。
で、Roger Ebertまで絶賛してるし、フィンランド語のDVDのジャケットにもほめまくってあったらしいし、私自身日本で大ヒットだったのも知っているし、こういうアニメに興味を持っていなかった私もなんとなく楽しみにしていたのよ。確かに暖かい話だし、嫌なやつは出てこないし、夢のあるところもあるし、相変わらず子供はパンツ見せながら走りまくってるし、あのふるい家も雰囲気いいし、隣のおばあちゃんも親切だし、お父さんはいつも冷静で物分りが良くていい感じだし、お母さんも優しいし、子供も素直で可愛いし、何もかもいいんだけどさ。もっとトトロとの交流があるのかと思っていたのよ。トトロの出番はあれだけかい、というのが正直な感想。映画が終わったとき、「That's it?」と言ったのは私です。
ディズニー映画なら、トトロは歌って踊ってるよな、とP。確かに。いや、このトトロがいけないってんじゃないのよ。別にタップダンスなんてしなくていいから。この控え目さがいいんでしょう。It's definitely different.
Mちゃんは、途中声を出して笑ったり、じーっと身動きせずに集中して見てはいたが、映画が終わったときは無言であった。あれ、なんだか拍子抜け、が３人共通のリアクションだった。彼女は特にこの映画を楽しみにして、DVDを借りたいと言ったのも彼女である。期待が大きかっただけに物足りなさを感じたんじゃないかなという印象であった。
トトロ、パート２とかないのかな。こういう発想がディズニーか。