たかだか片道13分の道のりを馬鹿高いバス代(片道3.6ユーロ)を払って、ヘルシンキへ行ってきた。
まずはKamppi(バスセンター)にある店でLumeneのメイクものの安売りをしていたので買ってみた。

今、珍しく爪が長いのでマニキュアを一本。塗るとほとんど透明。三度塗りでやっとopaqueな感じがうっすら出る。これはこれで結構好き。ブラシの両端が斜めにカットしてあり、八の字ではない。こういうブラシは初めて見た。特に塗りやすいかというと、よくわからん。カットしてないブラシでも塗りにくいと思ったことないし。通常7.5ユーロ(だったか?)が5ユーロ。
口紅はラズベリーシードオイルが唇のエージングを防いでくれるとかいうもの。色の名前は、"So Romantic." きゃー。テスターを手に塗って大丈夫だろうと購入したのだが、トイレで塗ってみてショック。甘い匂いがする。非常に迂闊であった。匂う口紅が苦手な私。なぜにチェックを怠ってしまったのか。ぶーである。塗るときに匂うだけで、塗ってしまえば平気なので、とりあえず使ってみよう。塗るときは息を止めることとする。発色はとても良い。一塗りして濃すぎると思ったくらい。ぐるんと唇全体に塗るよりも、トントンとつけていった方が私の顔にはいいかも。10.5ユーロが5ユーロ。
その後、ソコス(デパート。しょぼめ)をぶらり。どうもセールがもうすぐ始まるようで、セール品が山積みしてあり、それらにはドピンクのカバーがかけて中は見られないようになっていた。店員がセール品の整理に追われており、忙しそうだった。ソコスにしてもストックマンにしても、営業時間中にこういう作業をしたり、展示の工事をしたりと、なんとなく「すいません、お仕事中にお邪魔しちゃって」とこちらが言いたくなる。残業代が高いんで、昼間に済ませろってことなのかしらん。
ストックマンももうすぐセールが始まるらしいのだが、今までの経験で言うと、今あるものがマークダウンされるのではなく、限られたセール用の商品が並べられるというだけなので、気にせず買いたいものを買った。Pの転職祝いのネクタイ。意外性も何もないプレゼントであるが、今度の会社は前よりもスーツを着なければいけない機会が多いようで、「1週間毎日違うのをしていくほど持ってないぞ」と今朝苦笑していたのだ。Pが出かけた後、クローゼットをチェックしてみた。本数は十分あるではないか。だが、もう古くて飽きたとか、好きじゃないとか、個人的な気持ちなんだろう。つーことで、前の会社のお疲れ様プレゼントと、今度の会社でもがんばれプレゼントとして、2本購入。うちの近くのストックマンでは、あまりにセレクションがしょぼしょぼで買う気も起こらなかったのだが、ヘルシンキの本店ではまだマシであった。展示の仕方とか、種類、ブランドの豊富さで言えば、日本のデパートの方が比較にならないくらい良い。だが、とりあえず今必要なわけなんでこちらで済ませた。やさしいなあ、あたしって。
ネクタイを選んでいるとき、突然出入り口の方から凄まじい大声で何かを叫びだした男性がいた。何事だと思ったら、どうやら中国からのツアーのご一行様のようであった。ガイドの人が何か連絡していたようだ。何時集合とかかな。その男性の声が聞こえなくなったと同時に、どどどどっと観光客たちが店内をめぐり始めた。びっくりしたわ、あの声の大きさには。なんかあったのかと思った。
あー、しかし何でもいいけど、ユーロが強いのでかなわん。しばらくは家でじっとしていよう。(とか言いつつ、セールが始まれば、一応見に行くのは見に行くんだよ、あたしって女は。)