やっとヘルシンキへ買い物に行くことができた。
アパートの近くのバス停に行くと、ご高齢の男性が一人バスを待っていた。ずいぶん長く待っているのか、バスが曲がってくる道路の方まで行ったりして、落ち着かない様子である。私は事前にバスの時間をバス会社のサイトで調べていたので、あと5分もすれば来ることはわかっていた。(この間フィンランドに来たときは、この路線は20分に1本だったのに、30分に1本に減っていた。たまらん。)
しばらくすると、フィンランド語で何か話しかけられた。ごめんなさい、フィンランド語は話しません、とかろうじてフィンランド語で答えると、「You speak English?」と笑顔。Yesと答えると、今日は月曜日かと聞く。いや、火曜日ですね、と答えると、うーん、そうか、と考え込むが、「でも平日はバスのスケジュールは毎日同じですよ」と言うと、ああそうか、とうなづく。「まあ、月曜日でも火曜日でも、it does not matter 私は、えっと、何と言う単語だったかな、retire...?」"You are retired.""jo, I am retired."
「英語はあまり得意じゃないのだが、ドイツ語は話せるか」と聞かれたので、「全然わかりましぇん」と返事。フランス語は?と聞くので、少しならわかるとフランス語で答えたが、結局残りの会話は英語でした。得意じゃないとはおっしゃっていたが、言いたいことは十分理解できたし、コミュニケーションには何の問題もなかった。
世間話をしているうちにバスが来て、「you first」と先に乗せてくれたジェントルマン。バスの中では別々に座ったので話はしなかったが、降りるときに"Good luck for your life"(こんな感じのスイートな英語)と笑顔で言ってくれた。いいおじいちゃんじゃ。こういうchit-chat好き。
バスを降りたら、Stockmannデパートへ。今は大抵の店で夏のセールをしており、ストックマンも例外ではない。でもいつものごとく、セールになっているものは大したものがないのよねえ。
結局、Pのアパートで使う小さい深めのボウルを4つ(非セール品)、日本に持って帰る青いコップを2つ買った。もちろん、同じシリーズを揃えることに命をかけるPの食器なので(うそだけど)、今彼が持っているKOKOのシリーズのボウルを購入。ちょうどアイスクリームを食べるのに良いサイズ。味噌汁入れてもいいくらいかも、と思ったが、熱くて手で持てないわね。

コップは、デパートのカードを持っていたら20%引きだったのだが、私は持ってないし、まあいいわと思ってレジに行った。店員さんに、フィンランドに住んでいるかと聞かれたので、Noと答えると、じゃあ、カードの割引きの代わりにtourist discountをあげる、と言う。こういうシステムになっているとは知らなかった。ラッキー。
後はフェースタオルを数枚。日本のタオルは私には薄くて物足りない(そして結構高い)。ふかふかのをセールで買えて嬉しい。バスセンターまでの道のり、別の店でBackgammonのゲームが安売りになっていたので購入。(11.9ユーロが3.5ユーロだったっ♪)
小物ばかりだが、ちょこちょこ欲しいものが買えたので良かった。