フィンランド航空はストライキだそうだ。目的地によっては運行するものもあるが、アジアへの便は全部キャンセルらしい。

rescheduleの電話をしようにも、ずーーーっと話中だし。

まずは矯正歯科のアポのキャンセルをせねば。

脱力である。

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フィンランド航空の予約センターは、いくらかけても話中なので、ヘルシンキのチケットオフィスに出向くことにした。

午前11時前に到着して番号を取ると、109番であった。カウンターで対応しているのは66番。思ったより少ないと思った。待っている人たちも、ひたすら忍耐強くいい子に待っている、という感じで、静かである。係員も冷静そのもの。アメリカあたりだったら、何をどうしていいかわからない係員がパニクって客に声を荒げたり、今すぐ座席を確保しろ、とか騒ぎ出す客が数人いてもおかしくないかな、などと思った。

このオフィスはヘルシンキの鉄道の駅の構内にある。立って待っていても疲れるので、オフィスから離れたホールへ歩いて行ってみると、便利なことに、そこにも現在対応している番号が表示されるデジタル掲示板があった。ここなら自分の番をmissすることもない、と思って、しばらく座って本を読んでいたが、お腹が空いたので昼食へ行くことに。なんかカレーの匂いがするな、と思って行ってみると、インド料理の店があった。ファーストフードという感じではある。外は5度で、冷たいサンドイッチを食べる気にもならなかったので、野菜カレーに決定。ものすごい量であった。それに辛い。でも、大豆の似たのが一杯入っていておいしかった。がんばって食べたのだが、半分は残してしまった。ごめんね。

チケットオフィスへ戻ってみると、85番あたりになっていた。ならばトイレへ、と思い、地下へ。1ユーロの有料トイレである。昼食前に行ったときは、運よく人が出てくるところで、お金を払わずに入ることができた。今回も誰か出てきてくれないかな、と思ったが、その気配もないので、1ユーロ素直に投入してドアを開けた。口をゆすいだりした後ドアを開けると、熟年のご婦人が財布を取り出そうとしているところだったので、そのままドアを持っていてあげた。有料トイレでは助け合わねば。

そしてまたオフィスへ戻ると、なんと112番になっている。えー、せいぜい10分留守にしただけなのに、とショック。きっと、86番以降の人たちの多くがオフィスにいなかったに違いない。私のように。また番号を取り直さなければならないか、とがっくりしながら、手の空いた係員に事情を説明すると、申し訳なさそうに、いやー、悪いけど、それは番号を取り直してもらった方が・・・、と言いかけたところで、別の係員が手の空いたのを見て、その人に私の対応するように言ってくれた。ありがたや。

日本までの便は、"very difficult"なんだと言う。座席が確保できるのは、来週の火曜日。明日の便のウェイティングリストに載せることもできるけど、と言うが、ストライキが明日までに終わるかどうかもわからないし、座席をもらえるともわからない状態でイライラ待つのもいやだ。幸運にも、帰国を延期してもPのところへ泊めてもらえるし、ならば火曜日の便をお願い、と確保してもらった。とはいえ、これにしても、それまでにストライキが終われば、なんだけどね。

Pに言わせると、ストライキスカンジナビアの国々の名物らしい。フィンランドでは、以前新聞がストライキを2ヶ月だか起こしたらしい。2ヶ月ってすごいな。

どうなることやら。