実家にセールスの女性が来たが、興味ないからいいです、とインターフォン越しに母は断ったらしい(別にあやしい会社のあやしい商品ではない)。だが、1分位してまたチャイムが鳴り、「たびたびすみません。あのー、XXちゃんはどうしてらっしゃるかと・・・。」と姉の名前を言う女性。小学校の頃、一緒に遊んだ女の子だったらしい。フルネームを名乗る彼女に、母も「あら、○○ちゃん!」とドアを開けて少し話をしたとか。
姉のことや、自分は今どうしているかなどの話をした後、○○ちゃんは「可愛い妹さんがいらっしゃいましたよね」と言ったらしい。(オーホッホッホッ)母は、「あなた達と年が離れてて、遊んで欲しいのにいつも相手にされなくて、文句言ってたよ」と答えると、大笑いしていたとか。
母が○○ちゃんの名前を言ったときにはピンとこなかったのだが、「あ、もしかしてあそこの通りの家に住んでた子?」と顔をゆがめながらいう私。そうだと答える母は含み笑い。ならばよく覚えている。私が幼稚園にあがる前くらいの頃、ママレモンをヤクルトだといって私に飲ませた少女だ。飲み込まずにすぐに吐いて、大泣きして祖母のところへ走って逃げたけどさ。夏場だった。うちの台所で、「ヤクルトあげる」とコップを渡され、私は素直に口にしたわけ。姉は一緒になって爆笑していた。
この話を母も覚えていたのだ。「本人にママレモンの話はしなかったわよ」と笑う。そりゃ、したらちょっと感じ悪い。私のことを聞かれてすぐにママレモンの一件を思い出したのだが、相手にしてくれなかった、という話にして伝えたらしい。
ま、ウロチョロついてまわる6歳年下のガキをいじめたくなる気持ちはわかるわ。そりゃ、鬱陶しかっただろうと思う。あたしも小学校の頃は、近所の子の妹に意地悪したことあるし。洗剤を飲ませたりはしなかったけど。叩いたとはあるかも。その子も私の名前を聞いたら、「あのKayって女?!」と顔をゆがめるだろう。
○○ちゃんは、大学を卒業した娘さんがいるらしい。すごい、time flies. お元気で何よりである。
ママレモンってまだあるのかな、と思って検索したら、あった。お店で目にした記憶ないけどなあ。ママレモーン、ママッ♪