調整日。口の端が切れているのはかろうじて治っていたが、一応担当のオーロラ姫にその旨を報告。さわらないようにしますね、とワイヤーを切るときも小指で頬の奥の方から口を広げてくれた。これだと痛くない。さすがだ。ペンチでピチンピチンと古い結紮線を切りながら、「夏ばてですかね」と彼女に聞かれ、「ここしばらく目がかゆかったり、色々調子がおかしいんです」と答え、彼女は全然気付かなかったのだが、下唇も一緒にペンチに挟まれたのであった。血はでなかったみたいで何も言わずに作業続行。私も何も言わなかったんだが、終わってから見てみたら、やっぱりちょっと切れていた。別に痛くはない。だが、瞬間は痛かったので、作業中にしゃべるのはやめようと心に決めた。矯正開始後2年経ってから学ぶやつ。

で、「もうだいぶ揃ってきたなー。どっか気になるとこある?」と院長。下の前歯が今ひとつ真っ直ぐではない感じがするのでそう言う。色々調べて、もう少し微調整をすることにするとのこと。実はもうずっと前から、左下1番の歯の根っこの部分(舌側)が、ほかよりぼこっと出ていて、何か異常なのかなと思ってはいたのだが、別に痛くも無いので無視していた。先生に言うと、「ここは骨が薄くて、根っこの形が出てるんだと思う」とのこと。この歯の唇側の歯茎は、去年削ったところ。それと関係あるのかは先生は言わなかったが、ああ、あそこね、と頷いていた。根の状態を見るために、まずはレントゲン。ここまで唇を色々さわられて乾燥してたまらない状態だったので、オーロラ姫にワセリンを塗って言いかお伺いをたてる。「あ、いいですよ。お持ちですか」と聞かれ、はい、持ってます、と答え、カバンを開ける。フィンランドで買ったどでかいチューブを出すのがちょっと恥ずかしかったので、カバンの中で蓋をあけて中身を取り出した。別の容器に入れ替える暇がなかったのよ。どうも唇がかゆくて異常に乾燥している状態が続くので、明日病院に行こうと思う。
で、レントゲン結果を見ながら、院長は根っこの向きを調整すると言う。四角いワイヤーを使うと調整できるのだ、と新しく作りながら説明する。あの大きいループつきワイヤーから開放されると思うと嬉しい。今日もそうだったのだが、あれは取り外しと装着時にループが歯茎に食い込んで痛いのだ。

矯正開始当初、終了まで3年くらいと言われていたのだが、なんだか2年を過ぎた現時点でもうだいぶ揃っているとのことなので、「あとどれくらいなんでしょうか」と聞いてみた。「そうねえ、思ったより早く隙間も閉じたし、全部で2年半くらいかね」との返事。ということは、あと半年くらいか。Yea. 「動きにくそうな歯だったから、人より長くかかるかなと思ったんだけど、カラーリングが良かったかな」だって。やはり私はカラーリングの女として覚えられているのか。最近、すっかりつけなくなったが。後は、 上下のバランスと根っこの微調整をしていくとのこと。一時期、やたらと上顎がやはり出すぎなのでインプラント矯正が必要かも知れないと毎回言われときがあったが、結局、その必要もなく、ここまで隙間も閉じたということか。良かったわ。

型を取るということだったのだが、口角が切れたり治ったりを繰り返しているので、じゃ、次回でいいわ、ということに。

結紮のとき、左上1番のブラケットが取れてしまい、新しく装着。いい加減、唇がirritatedだったので、やっと終わると思っていたのにがっくり。前歯だったので、唇を左右に広げるツールをつける必要がなく、口の端に影響がなくてよかったけど。

今回は、上前歯4本にライトチェイン、っつったかな、ライトなんとかというゴムを連続してかけている。ということは、これが着色すると結構目立つな。カレーは次回の調整直前にしよう。ま、今の唇の状態では、カレーなんて刺激物を食べる気にもならないのだが。

記録用の写真も、口角のことを考えて次回にすることに。

終わって鏡を見たら、唇が真っ赤であった。別に腫れてはいないのだが、赤い。チリチリする。ワセリンをつけてしばらくしたら、色はおさまった。でも今もチリチリする。

本日、4725円。
Cumulative total: 639,717 yen