ローズヒップ

viili(ヴィーリ)という乳製品がある。Curdである。初めてフィンランドに来たとき、プレーンの味のやつにシナモンを振りかけたのを食べさせてもらった。ヨーグルトのようなものなのだが、やたら粘度が高い。そのねばねばはトロロ芋っぽい。味はヨーグルトほど酸味は強くはない。そのテクスチャーがちょっと苦手で、それ以来口にしたことはなかった。
この間、タンミサーリにドライブに行ったときに道端に生えていたbushに見たことのない実がたくさんついていた(写真を撮るのを忘れたので借り物)。なにこれ、とPに聞いてみると、「ルースンマリア(ruusunmarja)」だと言う。しばらく考え、ああ、ローズヒップかもしれない、と気づく。ローズヒップってbushにあんな風になるとは知らなかったよ。そこらじゅうにある、とP。
viiliにもそのローズヒップ味があるといい、食べてみろと買ってくれた。プレーンのやつは苦手だったが、これはほんのり甘くておいしかった。底にローズヒップのソースがあり、軽く混ぜながら食べる。全部混ぜきったらだめ、とPが言うのだが、それはフィンランドの食べ方なのか、Pの食べ方なのかは不明。
 のびのびー