Tammisaari view

ドライブに行った。今日は、速度計がゼロを指したままの87年モデルのSeatではなく、春夏しか運転しないというルノーのClioのスポーツカーバージョンでドライブ。不要な追い越しや加速が怖くて私は不機嫌になることしばし。速度計が壊れているSeatの方が、何キロで走っているかわからないだけいい、と思った。140キロはいやだ。
行き先は、Ekenas(スウェーデン語名)またはTammisaari(フィンランド語名)。ヘルシンキから100キロくらいのところにある小さい海辺の町。スウェーデン系の人が多く住むところらしい。強い方言があるとPが言っていた。道路標識など、ヘルシンキ周辺ではフィンランド語が先に書いてあるが、Tammisaari周辺はスウェーデン語が先であった。
ドライブ中は無口であった私だが、目的地に着いたらこんな感じのきれいなところだったので機嫌は直った。

まずは、海辺のレストランで白身魚のランチ。大変美味。全部平らげたが、動けないくらいお腹が一杯になった。

腹ごしらえに町を散歩。観光客も多いのか、塗れた水着の上にTシャツを着たカップルなどが歩いている。Pと私も含めた数人が歩道を歩いていたら、突然車が横道から出てきた。歩行者がいようがおかまいなしに車道に出ようとするずうずうしいドライバーのおばさん。おまけに、我々が立ち止まっているから車道が見えないでしょっと、実に激しく「どけっ!」と我々に向かってジェスチャーする。「ババー」と呼ぶにふさわしい女性であった。いやあ、こんなのんびりした小さい町でこんな失礼な人がいるとは。観光客にうんざりな地元の人というよりも、ただの運転マナーを知らないイライラばーさんだった。We weren't going to let her ruin our day.
気を取り直して、森へ散歩。「This is only a city park, not a forest」とPは言うが、どうみても森だろう。

途中、小川があって絵のようであった。

町そのものが絵のようなかわいいところであった。It's a great place to spend a weekend or a summer vacationだと思った。

帰りは、「いい加減、する必要もない追い越しを何度もするのはやめて!」と怒りモードに。別に追い越しをしてはいけないところでするわけではないのだが、片側1車線の道でやられると怖いわけよ。本気で私がいやがっているのをやっと理解したようで、プラス、行きとは違う道を通ったら、いたるところにカメラが設置してあったので、制限速度をちゃんと守って運転しおった。やればできるじゃないか。