父の話によると、昼間祖母は「カズコさん(母)、遅いねえ」と言ったらしい。私と話したときには、「おばあちゃん、昼間は心配でドキドキして部屋の中にいても立ってもいられなくて、庭で色々動いたよ」とやっぱり心配していた。「胸を開くんじゃないんでしょ」と言うので、「口から胃カメラみたいなの入れて切るらしいよ」とまた説明。ふんふんと頷く祖母に、「15分で済むらしい」と言ったのだが、そこはよく聞こえてないのに「へえ」と言っているとわかった。聞こえなくても聞こえたふりするからな、この人。こっちにもすぐわかる。目が理解していないから。で、さらに大きい声で「15分で済むんだってさ」と言うと、「まあ、15分」と嬉しげに驚く。明日まで覚えているかどうかは謎だが。