さて、これからのエントリーはX-ratedであるので、そういうのがいやな人は読んではいけない。
この間ヘルシンキの町中を歩いていたら、どの路面電車の横にも"sEXHIBITION"と広告が掲げてある。そういえば、ずっと前Pがヘルシンキではその名のとおりの驚きのexhibitionがあるのだが、行ったことはない、と言っていた。路面電車に堂々と広告するとは、これまた開けた国だこと、と感心した。こんな公にしているのであれば、グロな内容ではないのかもしれない、と興味を持った。
そして帰宅してからネットで検索。すると、ホームページから超過激な写真が。これじゃそこら辺の男性向けのサイトと同じでは、とげんなり。もうちょっとtastefulなものかと思っていたのに、一気に興味を無くした。ちょっとリンクするのも憚れるような写真が多いので、あえてしない。
で、上記のレストランでデザートを食べているとき、「どうせヘルシンキにいるんだし、行ってみようよ」とPが言い出した。まあ、この時点でお互い結構お酒が入っていたので、まあ、話のタネにはなるわね、と私も同意した。
タクシーで会場へ。大体この会場というのも普段はアイスホッケーをするようなパブリックな場所である。アンダーグラウンドな場所ではないのだ。そして、会場は大盛況である。大体若者が多いが、中には50代くらいの落ち着いた風情のカップルも。うーん、カルチャーショックだわ。若者の中には、セクシーなコスチュームを着た女の子もいた。体型は気にせず、と付け加えておく。
まずは色々店が出ている。その手のおもちゃやコスチューム。ふーん、へえ、という感じで見てまわる。店によっては、ハードコアなビデオを流しているところもあって、げーという感じである。なんというか、これだけ会場全体がおおっぴらな展示の仕方をしていると、いやらしいとかそういう感想は持たないのである。いやな人はいやだろうけど、「まじ、こういうの好きな人がいるわけ」と分析したりして。
そしてショウもあるわけである。ライブショウ。なんのライブかというと、信じられないが、本番のショウなのである。彼らもエンターテイナーというんだろうか。アイスホッケーの会場に作ったステージで、派手なライティングと音楽に合わせて、男女二人が見せ場を作っているのである。遠くにいる人にも見えるように、スクリーンにアップが映される。カメラマンがステージの上を動いてfilmしているのだ。はっきりいって、そういうことが行われている回りをうろうろしている姿は間抜けであった。客はといえば、飲み物片手につったったままの人が多い。女性も多いのである。呆然、という感じの客が多く、そっちを見ているほうがおもしろかった。ショウそのものは全然セクシーじゃないのだ。女性の私だけかと思ったが、Pも同じ感想らしかった。あまりにexplicitで、なんというか、しらけるというのが本音であった。男性にも女性にも「お疲れ様やねえ」と声をかけたいというか。
この二人のショウが終わった後は、male stripperの登場。これはエンターテイメントとしておもしろかったかもしれない。始めはタキシードで現れ、シナトラに合わせて踊り、次はロックで徐々にstrip。観客の女性を舞台にあげてダンスもしていた。で、ぜーんぶ脱いだところでなぜか曲が"Bare necessities" (ディズニーのジャングルブックより)。明るいメロディーにのせて、ステージ近くにいた客の頭をぽんぽんと叩いていた。You know, with his thingie. トラウマになりそうな経験だな。
このexhibitionは、今年で15年続けてやっているそうな。まあ、Pともども「一回行けばもうお腹いっぱい」という感想であった。