Laskiaispulla

粉雪というものを今回初めてフィンランドで経験した。本当にさらさらの粉。風が吹くと、屋根に積もっている雪がさらさらと落ちてきてきれい。隣のアパートの人が裏庭に上向きに電気をつけていて、夜になると雪と木がきれいにライトアップされて美しい。
今朝起きたら、夜の間に少し雪が降ったようで、裏庭のデッキが白くなっていた。風に吹かれるまま形が変わり、メレンゲのようにも見える。おいしそう。
こっちに来てから甘いものを食べ過ぎて、ニキビが痛い。Pが言うには、2月には「sports day」というのがあって、その日はそり滑りをして遊んで、「Laskiaispulla 」という生クリームとイチゴジャムまたはアーモンドペーストをこってりのっけたパンを食べるということになっているらしい。スーパーにも山ほど積み上げられていた。Pの説明をそのまま信じていたが、今調べるとLentが始まる前の火曜日(Shrove Tuesday)がそういう日だとあった。なんだ、もともとはキリスト教関連のイベントなのか。Pの娘のMちゃんはその週は「スポーツバケーション」(Pの訳)ということで1週間休みだったし、宗教的なことよりもウィンタースポーツを楽しむという意図になっているのかしらん。Pはキリスト教のキの字も使わなかった。
で、私は今回の滞在中にこのこってり生クリームパンを4つくらい食べたような気がする。はじめは、「もうすぐLaskiaispullaを食べる日だから」とフィンランドに到着した日にPが買っていてくれた。そのときはアーモンド味で、数日後に「イチゴ味もおいしいから」とまた買ってくれた。Shrove Tuesday当日は、ちょうどゲストを夕食に招いていたので、こういう習慣を知らないだろうH女史に食べさせたい、とまた買った。その日の放課後にMちゃんが来るかもと多めに買っておいたのだが、結局来られなくて、私とPで昨夜平らげた。食べすぎ。
おやつは当然これだけではない。Fazer(ファッツァー)という大きな製菓会社があり、ちとお高いカフェなども経営しているのだが、ここのチョコレートが有名である。スーパーにもごっそりおいてある。普通のミルクチョコレートやビターチョコレートもおいしいが、唐辛子入りのを見つけたのだ。こういうチョコレートが存在するというのは、映画ショコラを見て知っていたが、どんな味なんだろうと常々思っていた。59セントで売っていれば、ほいほいと3、4本買ってしまう私である。Pも見たことない、新製品に違いない、と驚いていた。そしてこれがまたおいしい。ちょっとスパイシー。好き好きかもしれないが、私は大好きであった。しかし、チョコレートに唐辛子って、刺激物コンボを食べていればニキビができないわけがない。Laskiaispullaを食べない日は、アイスクリームのデザートは欠かさなかったし。3時のおやつに、とチョコチップクッキーなんかもかじったりして。広島にいるときよりも、甘いもののとり過ぎは明白。帰ったら控えねば。
あと数時間で空港へ向かう。Pは仕事を抜けられないということで今回は一人でタクシー。英語は通じる、ということだったが、一応空港をフィンランド語でなんというか聞いておいた。「レントケンタ」らしい。もう、覚えるしかない、という言語だよなあ。想像もつかんわ。
それにしても、it's nice to be able to go to the main international airport by taxi. (of course it costs, but still. P said 30 euros or so from his apartment.) Once I arrive at KIX, I have to hop an a train to go to Shin-Osaka (45 minutes), change trains and then finally back to Hiroshima (1.5 hours).
さて、I gotta pack up.