昨夜はヘルシンキロシア料理店で食事。古い立派なお宅を訪ねたような雰囲気の素敵なお店だった。熊料理があって驚き。appetizerにblini with roe を頼み、メインにはPは羊、私はエビのシャシリク。bliniが結構fillingなので、半分強食べたところで私はギブアップ。Pに残りは食べてもらった。人気のお店なのかかなり混んでいて、メインディッシュがなかなか来ない。ウェイトレスのお姉さんが途中でPにフィンランド語で何か言って去っていった。ちょうど私たちのオーダーの前に大勢のグループで来ている客のオーダーが入り時間がかかっているとのこと。彼女も心配になってキッチンに確認したらしい。途中でこういう風に「お待たせしております」と一言あれば、まあ待とうかって気持ちになる。
待つ間、隣のテーブルにいるフランス語圏のおじさん二人とフィンランド人のおじさん一人がお酒が入るにつれ声が大きくなっていくのがおかしかった。ビジネスディナーなんだろう、皆さんスーツで、お互いに打ち解けた感じはない。笑顔があるわけでもない。チュニジアがどうの、日本がどうの、と言っていたような気もする。フランス語わかるんだったよね、とPに聞かれたが、「自信を持って、もうわからない、と言える」と情けない返事。かなしー。
途中、ギターとバイオリンの生演奏があった。テーブルまで来て民族音楽を2、3曲弾いてくれる。私たちのテーブルのすぐ近くで演奏を始めたのだが、ふと隣を見ると、フィンランド人のおじさんが携帯電話を片方の耳にあて、もう一方の耳は空いた手でふさいでいる。しゃべってはいなかったのでメッセージでも聞いていたのだろう。せっかくの音楽なのに、とおかしかった。
それにしても遅いなあ、と思っていたら、私のエビが先に来た。串に刺さったままテーブルに持ってくるのだが、ウェイトレスのお姉さんが串を抜いてくれた。エビの付け合せには、ご飯、あぶったメロンとstar fruit。さっぱりしておいしかった。しばらくしたらPの羊のシャシリクもジュージューと音をたてながら登場。かなりのボリューム。bliniでかなりお腹が一杯になっているPは、最後の方は苦しそうだった。満腹だしすでに9時半を過ぎているし、10時に眠くなるPはもう半分目が寝ている。二人ともデザートはパス。Chocolate platter Winter Palace styleとか、Baked Alaska à la Catherine the Greatとか、どんなデザートなんだっと興味があったのだが、また今度にしよう。