ピンクレディーは、昔より今の方が100倍かっこいい。40も半ばを超えて、あれだけのスタイル、美貌、体力をキープしているのはすごい。本人たちも楽しげで、見ていてこっちも楽しい。

この間テレビに出ていたのを途中から偶然見たのだが、アメリカのテレビでバラエティショウを持っていたと言う。ああ、それで高校のときピンクレディーを知っているメリケンがいたのかと納得した。クリップを見せていたが、もう限りなくつまらん内容で、無知なメリケンがイメージする日本をテーマにした、ひねりも何もない、困って苦笑するしかないような「ジョーク」満載のスキットを見せる番組であった。ケイは撮影がいかに大変だったかについて熱弁をふるっていたが、司会のダウンタウンが「そうおもしろいいうわけでもないのに」と本当のことを言い、「じゃ、自分でやってみてよー!」と叫んでいた。
で、調べてみた、アメリカのviewersの感想を。笑えるくらい散々である。番組を見るより、これを読んでいるほうが笑える。DVDまで出ているらしいが、なぜこのような番組がDVDになっているのだ、という声から、「悲劇的」、「痛々しい」、「テレビ史上最低」、「最悪すぎて笑える」など、激しい批評が並ぶ。「むごいとわかっていながらも交通事故の場面から目が離せないのと同じように、この番組を見てしまった」という意見もある。

でもこれはピンクレディーのせいでは決してないと思う。製作者側とこのジェフなんとかっていうメイン出演者のセンスの無いアイディアに彼女たちが巻き込まれたと言ってもいいのじゃないか。被害者。気の毒に。

reviewのひとつにも、「彼女らは歌もうまいし、日本では多分芝居もできるんだろうけど、英語が不自由なので笑いの間を理解できていない。だがジェフは英語が不自由じゃないはずなのに、笑いを取れていない」などと書かれていた。

ああ、この番組を見て彼女たちを気の毒に思った人々に、今の彼女たちの生き生きとした姿を見て欲しいものだわ。