銀行を数件まわって諸手続きをする必要があったので、午後2時前に出かけた。3時に銀行は閉まるのに、もっと早くでればよかったなあと思いつつ、必要箇所をなるべく効率良く回ろうと頭で整理しながら小走りに動き回った。あと一箇所を残す時点で2時46分。わー、だめかな、とあせりながら、次の銀行に向かってダッシュする。5分もあればつくと思ったが、手前からビルを見ても、あると思った場所に看板がない。あ。I'm in the wrong blockじゃないかっ。となると、別の支店はこの近くにあるはずなのだが、と走ってきた道を振り返ると、さっきいた銀行の斜め前に看板があるではないか。かーっ、am I stupid or what?と思いながら、今来た道をまたダッシュ。ぎりぎり間に合い、番号札を取り、ぜーぜー言いながら順番を待った。
番号を呼ばれ、席に着くと手続きの用紙を渡され、記入開始。名前を書きながら、「なんで名前の欄が2段もあるのだろう」と思っていたら、行員が「あ、お客様、そこは住所欄です。」と言いながら、そっと用紙を取りあげ、新しいものを出してくれる。かーっ、ほんとだ、なんというバカなミス。「すみません」と真剣に自分のバカぶりに驚きながら、今度は住所と名前をちゃんと書く。一通り記入し終え、用紙を行員に渡すと、彼女が内容をチェックするが、とまどったように私を見て、「お客様、この住所の続きはおわかりでしょうか」と聞く。ん?と見ると、なんと番地を書いていない。かーっ、なんたること。「まー、あたしったら、もうどうしたっていうの」と口に出して動揺。で、急いで番地と部屋番号を続けて書く。「ありがとうございます。」と行員はいい、また何か別の紙と照合している。「お客様、細かいことを言うようですが、建物の名前も書いて登録されておいでですので、そちらもご記入いただけますか。」と言いながら、今書いた番地の上に定規で訂正用の線を引いている。わー、重ね重ねすみません。もううなだれてしまった。行員、「閉店間際に手のかかる客っ」と思ったに違いない。
やっぱりね、急いで走って時間ぎりぎりに入って、まだ落ち着かないうちに大切な書類を記入してはいかんのだ。じっくりゆっくり一つ一つ確認しながら書かないと。
その後、今日の頭はいつもにも増してこういう混乱した状態だということがわかったので、なんでも気をつけてやるよう心がけている。でも、買おうと思った展覧会の前売り券のことをすっかり忘れていた。メモにまで書いていたのに、帰りの電車内で気づいた。
教訓。用事のある日は、家を早くでるべし。things to doを書いたメモは、帰りの電車に乗る前に確認すべし。