今朝テレビをつけたら、ものすごく細かい柄の編み物を紹介していた。だが、出演しているのは編み物界の貴公子の広瀬先生ではないではないか。嶋田俊之さんという、やっぱり話し方が妙に柔らかい男性であった。ピアノ留学した先でニットに目覚めたとかいう人らしい。「編み物といえば広瀬先生」と思っていたが、彼の貴公子としての立場が危うくなっているということなのか。広瀬先生の作品は、あの異様なフェミニンさが趣味に合わないので編んでみたいと思ったことはなく、あくまで彼のキャラクターがものめずらしくてテレビに出ていれば見るという感じだったが、嶋田さんの場合は、フェアアイルのセーターなど見るととてもきれいで、やってみたいと思った。とはいえ、ああいう細かい柄のセーターを着る趣味もないのよね。太い編み棒を使った、ざっくりセーターしか編んだことないし、それらさえも「やっぱりフリースが手入れが楽でいい」と全然着ないし。編み物やクロスステッチなどの作業自体は好きだが、出来上がったものを着たいとか飾りたいとかいう気持ちに欠ける。作る過程が楽しいってだけだ。うーん、でもあのフェアアイルって糸も細いし大変そうだが、ちょっとやってみたい。帽子でも作ってみるか。