今日は一般歯科でクリーニング。診療台に通されて、横に置いてあるパソコンに流れるイルカの泳ぐ映像をぼーっと見ながら、フリッパーって番組あったよなあ、毎回毎回、お父さん役の人が服を着たまま海に飛び込んで、ヒロイックなことをしていたなあ、などと思い出していたら、衛生士のAさん笑顔で登場。6月の検診では新人の受付がミスって、違う衛生士さん(who was as nice)だったので、Aさんにお会いするのは久しぶり。

「矯正、始められたんですね!」と言いながら口内を見て、「え、奥歯、もう起きたんですか!」と驚く。そうなんですよ、がんばったんですよ、ゴムがけ。前の倒れた状態を知っている人に、真っ直ぐになっている、とコメントしてもらえると嬉しい。「きれいに磨かれてますよね〜。ほとんどクリーニングするところがないですよ」とほめていただいた。Yea. Aさんも矯正経験者なので、歯磨きの大変さなどちゃんと理解してくれる。フッ素ジェルの味の話などで盛り上がった後、気になる虫歯について質問。

先月、矯正歯科でレントゲンを撮った右下7番の茶色になっているう蝕部分は、穴が開いているわけではないので、進行を止める方向で対処するのがベストであろう、とのこと。茶色が気になるようであれば、削ってプラスチックを詰めるという方法もあるが、削ってしまうと歯の寿命というものは短くなるので、今の段階ではフッ素を使ってしっかり磨くのがいいらしい。他人に見える位置ではないので、がんばって歯磨きして進行をとめてやる(戦闘モード)。
ジェットウォッシャーの水があたるとしみる右上4、5番の間については、先生に相談してレントゲンを撮ってもらった。ワイヤーの部分がかぶさってうまく写らないかもしれないということであったが、とりあえず撮影。出来上がった写真は、イルカの映像が流れていたパソコンで見られるようになっている。ただのビデオ鑑賞用じゃなかったのね。結局、やっぱり患部がうまく写らなかったらしいのだが、削るのならワイヤーを取った状態じゃないと無理だし、今は削る必要もないと思うから、ここもしっかりフッ素で磨いて様子を見よう、ということに。

その後、クリーニング。超音波で歯垢除去後、フロスをかけてくれ、前歯が着色しているということで、塩水でジェット噴射クリーニング(っていうのかどうか知らないけど、シャワーみたいなやつ)。そのとき、口のところだけポッカリ穴の開いたタオルを顔にかけてくれるのだが、それが妙に落ち着く。寝そう。でも口の中がしょっぱくなって覚醒。うがい後、濃い濃度のフッ素を塗る。市販の歯磨きやフッ素ジェルは、900ppm程度のフッ素しか含まれていないのだが、歯医者で塗るフッ素は、9000ppmと10倍の濃度らしい。とはいえ、年に二度くらいしか塗ることはできないとのこと。これだけ濃いものを塗りすぎるのはよくないらしい。

終わった後に鏡を見せてもらったが、もう真っ白、ピカピカのツルツル。いや、もうAさん、最高。She truly is the best. Efficient, nice and pretty. チップあげたいくらい。

私は歯磨きができているので、次回は半年後でもいい、というが、着色が気になることがあると言うと、3ヵ月毎でもやりすぎということはないのでそれでもOKという。I'll see you in 3 months, then.

笑ったのが、カラーゴムのこと。「上(矯正歯科)の患者さんがよく来られるんですが、カラーゴムをしてる方は今まで見たこと無かったので、Kayさんのは一瞬着色してるのかなあ、って思ったんですよ。」とおっしゃる。やーん、今はオレンジだから着色にも見えるのか。やっぱりいないんだなあ、カラーゴム使用者。「上の院長先生にも笑われましたけど、カラー楽しいし」と言うと、「楽しんでやるのが一番ですよね。」とのお言葉。本当はもっと色のバラエティが欲しいのだが、上には置いていないので残念、と本音をもらし、アメリカにはお星様型のブラケットなどもあるらしい、と言うと驚いていた。

支払いのついでに、ワイルドベリー味のフッ素ジェルを買って終わり。

あんまりきれいになったので、食べて汚したくない。病院とはいえ、なんだかエステに行ってきた気分。2300円で美しい歯にしてもらって、気分もよくなれば安いもんだわ。