昨日とは打って変わって秋晴れ。日差し強し。灰になるかと思った。
今日は美容院でカットとパーマをしてもらった。本当は短いボブくらいにしたいのだが、切る勇気がなく、長さはほぼそのままで、ゆるやかなパーマをかけてもらった。ちょっとイメージしていた出来上がりとは違ったのだが、まあこんなもんか。別に不満でもない。あ、これは美の追求意欲が薄れてきているということなのか。

帰りに、デパートで新潟物産展をやっているというので寄ってみた。米どころということで、おむすびバーたるものも設置してあり、暖簾の向こうでは仕事帰りとおぼしき女性達がお味噌汁とおむすびをほおばっていた。お持ち帰りにしようと売り場を見たら、長蛇の列。たかがおむすびと馬鹿にしてはいけなかったのだ。やはりお米もコシヒカリだし、おいしいんだろう。だが、私は並んで食べ物を買うということが嫌いなので、あっさりその場を去った。明日、食事時を避けて行ってみようか。

帰りの電車を待っているとき、不思議なものを見た。二十歳くらいの女の子がクッキーを食べている。あむっとかぶりつき、割れたクッキーが一口サイズより大きいのだが、それをさらに割るということもせず、口内にあるものはそのままモグモグ噛み、残りは口から出したままである。手で支えるわけでもない。口からクッキーを半分飛び出させてモグモグしながら、壁に寄りかかっている娘。実に不恰好。そのとき私はデパートで買ったミニクロワッサンを一袋持っていたのだが、一個彼女に向かって投げてみようか、と思った。そのまま手を使わずに食いつくかと思って。