Holding arch

ワイヤーも通り、I am finally wiredである。

そこへ副院長(院長の奥さん?苗字は同じ)、本日初登場。2週間前のHAのかたどり作業は彼女がやってくれていた。HAの状態を見て、「あー、当たるなあ。もうちょっとぐっと入れ込んでほしかったなあ。うーん」とつぶやいている。確かに左側のクロスバイトのところが、噛むとあたってちょっと痛い。こちらが訴える前にちゃんと見ただけでわかるって、プロなんだから当たり前とは言え、「いやー、プロだねえ」と感心。

虫歯の治療後によくやる、赤いペラペラのシートを噛んで高さを調べるチェックを何度もやる。やっぱりあたるので、ワイヤーをそこだけ切って、HAをまた外すこととなった。院長ものぞきこみ、「うーん、そうか。うん、取ったらセメントちゃんと磨いてね」と指示。HAを削ったり、何度も固定部分をはめなおしたりして、それはもう合うまでしつこく丁寧にしてくれた。院長再登場。「はい、あーん。はい、噛んで噛んで噛んでー、はい、オッケー、はい、またあーん」を何度も繰り返す。37で人に「はい、あーん」と言われることになるとは。

先生、しばらくぎゅーぎゅー押さえたり色々作業していたが、突然「マレットください」の一言。「A mallet?!」脳内には、ポロで使うあのでかいmalletで口元をsmashされる絵。そんな馬鹿な。次に本当に小槌で叩かれる軽い衝撃。痛くはない。また赤いシートでカミカミした後、副院長が再度調整。さっきより格段良くなっている。さすが。セメントで固定し、HAはこれで終了。うがい後、マスカラがにじんでないかなと思い、目元をぬぐっていたら、ミニーが気の毒そうに「もうすぐ終わると思いますので」とコメント。泣いてたと思われたのか。

次の作業で本当にちょっと泣きそうにそうになったんだが、それはまた後日。

装着後4日目の感想:
一箇所、頬の裏にブラケットが当たり、粘膜が荒れて痛い。もらったワックスを貼り付けると随分楽。
食事は豆腐、バナナをつぶしたものなど柔らかいものがほとんど。だが、昨夜実家に寄ったら巻き寿司が買ってあり、あまりにおいしそうだったので、ぐじゃぐじゃにばらして20分くらいかけて1個食べた。海苔と干ぴょうはちぎれないので残す。食べ物の硬さにこれだけawareになるって貴重な体験かも。
母はブラケットを「かわいー、アクセサリーみたい」と言っていた。カラーゴムをつけたらもっとおしゃれなんだけどなあ。楽しみにしていたんだが、今回はゴム無しだった。今度聞いてみよう。