低温警報が出ている中、スウェーデン語のクラスへ行ってきた。いつもより着込んで、カイロをお腹に貼った。腰にまで貼ると、教室で暑いかなと思い、お腹だけにした。
教室に入ると、クラスメイトに"You look cold."と言われた。バスターミナルから10分ほど学校まで歩くので、冷気で顔が赤くなっていたからだろう。それとも鼻水が出ていたのか。
今日は、新しい生徒が二人来た。なんかこう、授業があるたびに新しい人が入ってきて、そのたびに教科書はまだ買ってないとか、じゃあ、図書館で借りればいいとか、みんな自己紹介を順番にしましょうとか、同じようなやり取りが繰り返されて、もどかしく感じる。
おまけに今日は、「へぇ〜〜〜〜」ということがあった。
生後4か月の子供がいるという女性がこのクラスを取りたいらしいのだが、学校の一時保育は生後6か月の赤ん坊からしか預からないらしい。そこで先生が、「赤ん坊を連れて授業を受けてもいいかと聞かれてるんだけど、皆さんはどう思う?皆さん次第よ。」と聞いてきたのだ。my immediate reactionは、「you gotta be kidding」である。冷たいと言われようが、心が狭いと言われようが、産後ヨガのクラスでもない限り、4か月の赤ん坊が教室にいるというのは私にはありえない状況である。
しかし、"It's ok."と言う声がそこここであがるではないか。なんという心の広さだ。すると、控えめに「It depends on the baby.」という声も出た。え、可愛かったらOKで、不細工だったらダメとか。(と、心の中で思っただけで、口には出していない。)
ここは当然、「泣きわめく赤ん坊だったら困る」ということである。先生は、「泣けば、母親が教室の外に連れて行くと思うけど」と言う。私としては、"It depends on the motherじゃないのか"と思うわけである。子供の泣き声や大声に麻痺して聞こえなくなっている親はときどき見る。
この女性は、勉強したいのに子供の預け先が無くて困っており、その状況には同情する。我々が融通を聞かせれば、彼女は勉強できるわけである。まあ、そう考えれば、「いいよ、連れておいでよ」と言ってあげたい。同時に、我々も静かに集中して授業を受ける権利がある。
全員が満足のいく結果になるといいけど。