カーバイドのスタッド付ブーツ購入。

スウェーデンのIcebugのもの。

靴底のBUGripとやらが、乾いたアスファルトでも、濡れた岩でも、氷の上でも、どんな地面でも抜群のグリップ力を発揮するらしい。
対応温度はマイナス20℃と、地面からの冷気もシャットアウト。当初は、スニーカーが欲しいと思って店に行ったのだが、デニムの裾をタックインできる便利さに気付き、このブーツにした。ジッパーで簡単に脱ぎ履きでき、紐でも調整ができるのも気にいった。
サイズ表記に「JP」もあり、23センチを選んだ。厚い靴下を履くときついが(店頭にあった試履き用靴下で試着。まだ誰にも履かれてなさそうなのを選んだ)、靴自体がマイナス20℃まで対応しているのならば、別にモコモコのウールソックスを履くこともないと思い、23センチにした。それでも、少しだけだが靴の中で足が動く。
試着したときには気付かなかったのだが、歩くと足の甲に当たる部分がある。今日、往復30分ほど歩いたくらいでは痛くはなかったが、本気で1時間以上散歩したらどうなるかちょっと心配。

屋内では、スタッドが床を傷つける可能性もあるので、別売りのゴムのカバーも購入。

はめたところ。

濡れた床ではすべりやすいので要注意らしい。床を守るためのものであり、滑り止めではないと書いてある。

こういうカバーをはめずとも、屋内も屋外も大丈夫という靴底はなかなかないものだわね。いちいち屋内に入る前に装着するのは面倒だが、長く屋内を歩くような場合は、やはりつけないとまずいかなと思う。だが、さっきクリーニング店とスーパーに行ったときには、はめずに歩いてしまいました。ごめんよ。足を引きずらず、そーっと歩くようにしたが、カチャカチャと音がするので、ばれていたと思う。抜き足差し足でスーパーを移動する怪しいアジア人女。

家の玄関の階段とデッキが木製なのだが、Pはそれが傷つくのではないかと心配している。はあ。「だったら、階段降りてから履いて、上がる前に脱ぐよ」と横目で見ながら言ったら、「足が濡れるではないか」とまっすぐな答え。大体、こういう会話が多い。3段の階段のためにカバーをつけろというのか。今まで、雪が積もったら丁寧にブラシで掃いていたのだが、今後は積もったままにしておこう。もしくは、階段用のマットを探す。

今日は雪がまだ新しいので、ツルツルの地面を歩いたわけではないが、それでも足元は暖かいし、アウトドア用なのでザクザクと自信を持って雪道を歩くことができた。3Dスペランもいいのだが、革でタウン仕様なので、あれを履くとちょこちょこと歩いてしまうのだ。この間、車で待っていたPに、「ころばないように両手でバランスを取りながら、オンナオンナした歩き方をしている」とからかわれた。いや、単に「feminine」な歩き方と言われたのだが、ニュアンスとしては、「女っぽい」より「オンナオンナ」という感じかなと。わかるかしらん。「いやーん、雪に足をとられそぉ〜」みたいな感じ。単に雪道の素人というだけなんだが。

今回の買い物も、実に期待を裏切らないフィンランド的なものであった。支払うためにレジに行くまで店員の関与はゼロ。近づいてもこなかった。試着し放題。誰もなーんにも言ってこない。サイズがあわなければ、自分で取りに行く。放置されるというのは、楽と言えば楽なのだが、アドバイスが欲しいときには困る。ちゃんとアドバイスができる商品知識のある店員かどうかというのも謎だが。

この虫のマークを見たとき、懐かしさを感じた。なぜだろう。エジプトのスカラベっぽいが、だからと言って、それをなぜ懐かしいと思うのか。なぜかうっすらと、高階良子も思い出すのだ。怖い漫画を描くあの高階良子氏である。こんな虫の出てくる話を描いていたっけか。

モゾモゾするわ。