ばあ様の甥(妹の息子)が、百歳の誕生日のお祝いにと蘭の花をわざわざ持ってきてくれた。ばあ様はデイサービスで留守だったので、夕食の後、私がお祝いについての説明をしにばあ様の部屋に行った。耳が遠いので、耳元でゆっくり話す。
K「今日、XXのおじさんが来てね、」
ば「あら。」
K「百歳のね、」
ば「白菜?」

そう、百歳のお祝いに白菜を一箱って違う。

蘭の鉢植えを部屋に持って入ると、「んまあ、大げさな。」と一言。ばあ様は、妹や娘からのプレゼントにはまずケチをつける。感じ悪いが、想定内なので、「やっぱり」と思う。次は、「鉢ばかり大きくて、花はちょっとしか無い。」であった。

しばし、「大げさな」と一人ぶつぶつ言っていた。