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私にとってこれが3本目の「嵐が丘」の映画となる。ローレンス・オリビエのとレイフ・ファインズのを以前に見た。やはり、オリビエのヒースクリフがいいなと思う。レイフも好きなのだが、なんだかあの人は上品なので、ヒースクリフの粗さが今一つだった印象。今回のは、冒頭の部分から「えー、ヒースクリフはもっといい男じゃないと」と思ってしまった、すみません。でもこの人、バットマンに出たりして、人気俳優なのね。新しい映画を全然見ないものだから、すっかり疎くなってしまった。

あまり明るい色が出てこない映画であるが、キャサリンが一場面で羽織っていたショールがとてつもなくいい赤で、演じる女優によく似合っていた。リントン家から帰ってきたときに来ていた、薄い薄い黄色のドレスも素敵だった。

演者が誰であれ、話はやっぱり大ロマンで見入ってしまう。