靴を入れる箱を求めて、イケアへ行ってきた。店で買ったら入れてくれる靴の箱ごと持ってきたかったが、スーツケースではそうもいかない。箱から出して詰めるだけで、結構重さを減らすことができるのである。たかが紙の箱なのに。

理想を言えば、靴を入れるキャビネットが欲しいが、そんなものを置くスペースは無い。クローゼットの棚や玄関のコートをかけるスペースの下に重ねて置けるような箱を探し、これを買った。

本当は白が欲しかったが、Pが汚れの目立たない黒がいいというので、まあそれもそうかなと思い、黒にした。

生地はポリエステルで、折り畳み式である。私の靴ならパンプスでもスニーカーでも一足が十分入る大きさであるが、Pの靴は無理であった。ばあ様の言うところの「たらいのような大きい靴」は入らない。奥行きは34センチあるので問題ないが、幅22センチでは狭すぎるのである。

便利な箱ではあるが、メッシュのフタを閉めると、暗い色の靴の場合、どの靴を入れたかが見えない。大体私は黒い靴が多いし。メモを貼っておく必要あり。そういう意味では、白にすれば良かった。

日本のイケアでは999円とは軽くショック。フィンランドじゃ、12.99ユーロだったぞ(1280円)。同じEUでも、フランスやドイツやイタリアじゃ9.99ユーロ。オランダじゃ8.99ユーロ。アメリカで9.99ドル。北欧各国は、デンマークが1045円と一番安いが、他は1200円前後。中国じゃ、600円くらい。調べてるよ、この小市民。

しかし、すごいね、世界中にあるよ

帰りに携帯電話のプリペイドを新しく購入。4.9ユーロ。最初は安いのよね。リロードは20ユーロしかなかったはず。私は電話がない自由が好きなのだが、すぐに私に連絡が取れないとPが嫌がるので、仕方なく。Pに借りている古い携帯が重いうえに、画面をスクロールダウンするボタンが壊れていて、いつもスクロールアップしないといけないので、非常に使いづらいのが嫌ということもある。毎回フィンランドに来るたびに、新しく携帯を買いたいと思うのだが、そんなに使いもしないのに必要ないか、と我慢している。辛抱人。