ランズエンドのレインパンプスを買うよりもずっと前に、別メーカーのレインパンプスをJavariで購入していた。

とても可愛い。ストラップもあるし、紺色というのも好みである。普通のエナメルパンプスのように見える。しかし、完全防水でないことや、踵が木であることなど、値段の割には雨仕様の程度がいまいちだなと思い、返品しようかなと放置していた。そのうちにセールでこれより1万円近く安いランズエンドのパンプスを見つけたので、そっちを買った。
それでも、紺のエナメル可愛いなあと、今日、手に取って返品するかどうか悩んだ。ランズエンドのパンプスは履いたら靴擦れしたし、安かろう悪かろうかなあ、と二足の靴を手に取り考えた。そして気付いた。
同じ靴底。
そりゃ、デザインは違うが、どちらも合皮であることには変わりない。このメーカーの靴は好きで、デパートで買ったものを何足か持っているが、もっと安いメーカーの靴と同じ靴底であることを見てしまったら、「合皮なのにこの値段の正当性はいかに」と感じ始め、返品決定。

私の中でランズエンドが「Searsに置いてあるようなメーカー」という位置づけなので、余計にそう思ったというのもあるかもしれない。アメリカ滞在時は、ランズエンドなんてぱっとしないおばさんが着るメーカーと思っていた。えー、正直言うと、今でも少し思っている。まさか自分がぱっとしないおばさんになるとは、20代の頃は思わなかったわけである。ああ、若いって傲慢。実際中年になると、ランズエンドはこの世代に使いやすいデザインのものが結構あるのよ。

まあ、かといって、自分のおばさん化を簡単に受け入れず、ちょっと努力しないとダメだわね。