はあ。

洗面所のキャビネットの中に、使用期限の切れた苛性ソーダがあった。数年前、お風呂の配管の詰まりを解決すべく買ったものの残りである。結局、それでは解決せず、業者に配管を付け替えてもらうという大事になったのであった。

この劇薬をどう処分して良いものか、困った。配管の詰まりを直すために流したのだから、また流してしまっても良いのでは、ということになるが、詰まってもいない配管に流していいのか。そもそも、こんなものを配管の詰まりに使うものではないという意見もそこここに見る。

市役所に電話したみたところ、薬品の収集は行っていないが、市が認可した会社が2社あるとかで、連絡先を教えてもらった。そのうち、近いところにある会社に電話をしてみた。どれくらい残っているのかを聞かれたので、150グラムくらいでしょうか、と答えた。担当のおじさんはちょっと困ったように、「処分は、持ち込みで1500円かかるんです」と言う。有料だとは思ったが、結構かかるのね・・・。取りに来てもらうと市内は一律5000円らしい。

自分で処理するのは危険なんですよね、と聞いてみた。皮膚に触れるとやけどよりひどい状態になるので、取扱いは注意が必要だと言う。それに流すことも良くないと。

「配管の詰まりに使ったりするのは・・・」「いやあ、それは良いとは言えませんねえ、うぉっほっほっ」

反省。

っつーことで、午後は苛性ソーダをバッグに入れて、この会社まで行くことにする。劇薬を隠し持つ女。