髪を切りたい。長らく肩にかかる長さであるが、本当は切りたい。ショートボブか、もっと短くしたい。しかし、短い髪というのは、こまめなカットが必要となる。昔ショートだった頃は、一ヶ月に一回は必ず行っていた。最近は、数ヶ月に一回の頻度である。染めるのもそろそろもっと頻繁にしなければ白髪が目立つようになってきた。白髪を気にせず、染めずに生きていくと楽だと思う。白髪の方が黒髪より増えたら、染めるのをやめたい。今年100歳のばあ様でも真っ白ではない。黒い髪がまだあり、シルバーという感じである。黄色っぽい白髪ではないので、見苦しくない。80歳の母は染め続けており、この間も同窓会で58年ぶりに会った人に「どうしてあなたは全然年取ってないの!」と言われたらしい。彼女の場合、顔が妙に若ぶりなので、あれで髪が白いとアンバランスになるかもしれない。もっと母に似たかったのう。
ここ数年は、髪のくせ毛の具合がきつくなっており、洗髪後はクルクルである。昔流行ったソバージュ状態なのである。「あの人ったら、若いときに流行ったソバージュにまだしてるわ」という感じなのだ。やだわー。母は、私がパーマをかけていると思っていたらしい。美容院でブローをしてもらえばまっすぐになるのだが、自分ではあそこまできれいにできない。髪を乾かすときに手で伸ばすようにすれば、ちょとウェイビーというくらいになるので、今はそうしている。まあ、以前はパーマをかけていたことを考えれば、安上がりではある。でも放っておくと古臭い感じのソバージュ。
引っ越して新しい街に住むとなると、良い美容院と病院を探すのがまず一苦労である。日本国内においてもそうなのに、外国だとさらに。アメリカ時代も納得いかないカットをいっぱいされ、最後の1年でやっとまともな美容師を見つけた。そういえば、アメリカだと美容師にもチップを渡さねばならぬのが面倒だったな。
フィンランドの美容師事情はどうだろうか。全然わからないので、とりあえずまだ髪は長くしておきたい。ショートはカットの技術が如実に表れる。おまけにくせ毛がきつくなった今、短くしたら面倒なことになるやもしれぬ。
韓国に行く日の午前中にカットとカラーを予約しておいた。なかなか行く時間がなく、こんなギリギリなことになってしまった。