物を買うときには、その捨てやすさも考えるべきであると気づいた。

たくさんのビデオを入れていた、段ボール製の組み立て式の箱を解体しながら思った。全部段ボールならまだしも、取っ手の部分には金属や合皮が使ってあったりして、分別が必要である。

まあ、段ボールだからこそ資源ごみで捨てることができるわけであり、これがプラスティック製のものだったら、大型ごみ扱いになるところだった。一辺が30センチ以上だと大型ごみになる。一個250円の処分費。段ボール製の箱で良かった。

先週、古い本棚や、CDラックなどを大型ごみとしてだし、2000円くらい払った。大型ごみが無料だった頃が懐かしい。

捨てた本棚というのは、私が幼いころから実家にあった木製のものである。もしかしたら、私が生まれる前からあったのかもしれない。20年前に広島で一人暮らしを始めたとき、ばあ様が持っていっていいというのでもらったのだ。一つは押入れに入れてバッグ置きにし、もう一つはペンキを塗って本棚として使っていた。結構重宝した。捨てるのは忍びなかったが、何しろ古くて売れるようなものではないし、思い切って処分した。

まだまだ捨てなければならない物はあるなあ。一人暮らし長いしね。最初の頃は、ほとんど家具もなく、質素に暮らしていたというのに、色々買い足していくうちに物だらけになってしまった。物は増やさずに生きていくことを教訓としよう。