韓国旅行での出来事。

  • 行きの飛行機で、クロワッサンのハムサンドが配られた。飲み物は何がいいかと日本語で聞かれ、「紅茶をください」と頼んだ。すると、乗務員は一瞬だまり、「コーヒー、お茶、味噌スープがございます」と言った。いくら日本人とはいえ、ハムサンドに味噌スープを頼む人はいるのだろうか。お茶をもらった。
  • ホテルに到着し、可愛い顔したベルボーイに部屋まで案内された。私が部屋の鍵を開け、彼がドアを押さえ、私が先に部屋に入った。Pの靴やスーツケースが置いてある。息を呑む音に振り返ると、ベルボーイが驚愕の表情を顔に浮かべて固まっている。「these are my husband's」と言うと、「おーっ」と安心して笑顔に戻る。Pに合流するために遅れてきたことを彼は知らなかったので、手違いで他の部屋に案内してしまったかと思ったようだ。派手な驚きぶりが可笑しかった。驚かしてごめんよ。
  • ホテルのエレベーター内にて、北米英語を話す白人3人と一緒になった。そのうち一人の女性が、エレベーターのボタンを押しながら、連れの男性二人に"Are you 18? I'm 18. Are you 18?"としつこく言っている。部屋は18階なのかと確認している模様。おそらくちょっと酔っている。女性は一人で話し続ける。「あたしが18歳のときなんて、すっごく馬鹿だったわ」男性は無言である。女性は続ける。"I'm telling you. I was so stupid. I mean, of course intellectually I was top notch..." ひえー、You are still an idiotと思いつつ、私は自分の階で先に降りた。
  • ホテル近くのコンビニに行ってみた。おにぎりは一個700ウォン。50円くらい。安い。ビビンバ味を購入。あんまり辛いのは得意ではないが、おいしかった。日本のコンビニおにぎりと同じようにビニールを開けるようになっているのだが、私のやり方が悪いのか、最後の部分だけ海苔が取り残されてしまい、うまく開けられなかった。ポッキーの類似品みたいなロッテのお菓子も買った。これは、店の品質管理がよくないのか、チョコレートが溶けており、6本くらいがくっついて出てきた。味はおいしかった。
  • 駅からホテルまでの道がちょっとわかりにくかった。立ち止まって地図を見ていると、オバチャンが家から出てきて、「ヒルトン、こっちこっち」と道を指差して日本語で教えてくれた。
  • 韓国の音楽番組をテレビで見た。歌が上手だと思った。だぼだぼのズボンを履いて歌って踊るヒップホップの若人にしても、上手だと思った。スーツを着た若い男性4人組がとても上手にハモってオサレな歌を歌っていた。キャーキャーと観客が騒いでいた。帰国して調べてみたら、Sweet sorrowというユニットだった。大学のグリークラブ出身らしい。


  • 博物館のカフェに行った。メニューには、日本語も英語も書かれていた。"Piece of cake"という英語の次には、カタカナで「ピースケーキ」と書かれていた。若いウェイトレスにginger teaとcookieを英語で頼むと、何か韓国語で聞かれた。ごめん、わからないと言うと、彼女は考え込み、「んー。Cookie. One, two, three. Choco cookie, green tea cookie, vanilla cookie.」3種類あるという説明である。これこそコミュニケーション。知っている単語で意思の疎通。チョコクッキーを頼んだ。2枚くらいお皿にのってくるのかと思ったら、10枚入りのパッケージが来た。太っ腹。
  • デパートのカフェに行った。生姜茶だけを頼んだつもりだったが、餡まんがついていた。甘すぎない餡でおいしかった。お茶とあわせて300円くらいだった。
  • 韓国海苔が好きなので、お土産店に行った。日本語で各海苔の説明が書いてある。「かさっとしておいしいです」というのが気に入った。葉っぱの乾いたのは、かさかさ音を立てると言うしね。日本語は擬音が豊かで難しい。