滞在日数の件。
「今の旅程で問題ない」と名前まで名乗った責任者らしきKさんなら信頼できると思い、さらに質問があるのでPがまた電話してくれたところ、不在。電話に出た女性審査官は、ロボット審査官とその上司と似た解釈をし、やはり一度シェンゲンエリアを出ねばならないと言ったそうな。「似た」解釈であり、「同じ」じゃないのよね。不思議〜っ!
彼女は「ルールが変わるので、こっちも理解するのが大変なのだ」と言っていたらしい。ルールが変わるっつったってね、6ヶ月に90日までの滞在という基本ルールに変化はないのである。その6ヶ月と90日をどう数えるかが問題なわけである。日本語と英語でちょっと検索しても、これに悩んでいる人はたくさんいる様子。6年前にPがborder controlから聞いた計算方法では、「It's wrong」とはっきり私に言い切ったロボット審査官の上司。今回電話に出た女性審査官は、「それは古い計算方法だ」と説明したらしい。それが本当なら、ロボット上司も「wrong」というのではなく、「以前はそうだったが、今はこうなのだ」という説明をすればよいではないか。
私の滞在日数の何が問題なのかは、ややこしいので書かない。その新しい計算方法とやらだと、私は過去半年に60日程度しか滞在していないのに、一度シェンゲンエリアを出なければならんのだ。不思議〜っ!

もう埒が明かないので、非シェンゲン国への旅の予定を立てるべく、調べ始めた。近いのはロシア。サンクトペテルブルグまでなら、新しい高速列車がある。ヘルシンキから3.5時間で行けるらしい。乗ってみたい。しかし、ロシアはビザが必要なのが面倒だ。
と思ったら、フェリーでサンクトペテルブルグで行き、72時間以内の滞在であればビザ不要らしいヘルシンキの旅行代理店各店でも取り扱っているようだ(こことかこことか)。
Pも一緒に行きたいとは言うが、スケジュールがあわせにくい。それにサンクトペテルブルグに行くのであれば、私はエルミタージュに入り浸りたい。私の美術館での行動は、結構しつこい。ロンドンもパリも、美術館で好きな時間だけ好きなように過ごせるように一人で行った。DCでもNYでも美術館では単独行動。Pでなくとも、美術館における私との行動は疲れると思う。
今回はサンクトペテルブルグのイントロダクションとしての旅として、ちょろっと見るだけにするしかないかもしれない。女性の一人旅をする人もいるようだが、どうなんだろうなあ。

一貫性のないborder controlの指示を「行ったことのない国を訪ねるチャンスよっ!」とポジティブに捕らえようとするあたし。成長のチャンス。