アメリカに7年以上住んでいたが、広さの単位を日常で使うことがほとんどなく、いまだにXX square feetと言われてもそれがどのくらいの広さなのかピンとこない。
78 square feetとは、7.25平方メートル。2.19坪らしい。それが実際にどのくらいの広さかというと、これである。

建築家のルークさんが住むマンハッタンのアパートである。日本的に言うと、4畳くらいの部屋である。家賃は月750ドルらしい。職業柄か、家具もご自分で作っている。こんなせまいスペースにもあんな大きな家具を入れてしまうのがおもしろい。しかし、なんというきれいで几帳面な暮らしぶりだろう。せまいからきちんと片付けないといけないということもあるのだろうが、棚の中の整理整頓ぶりがすばらしい。
台所無し、バスルームは共用らしい。ぎょっとするほど細長い狭さだが、天井が高いし、こぎれいよね。

広島で初めて借りたアパートが5畳の台所と6畳和室のバストイレ付だったのだが、あれを「a hole in the closet」とか、「うなぎの寝床」とか、文句を言っていた自分を反省する。
大変だなあ、マンハッタンの一人暮らしは。