ネットで「心が折れる」という表現を見て、違和感を持った。以前はあまり聞かなかったような気がする。検索したら、NHKのことばおじさんにコラムがあった。元々は「譲歩する」や「気弱になる」という意味らしい。知らなかった。さすが、ことばおじさん。もうずっとこのおじさんを見かけていなかったので、存在さえ忘れていたが、やっぱりためになるわ。

アナログ放送が終了し、テレビはもう映らなくなった。あったらあったで見ていたが、なくても全然困らない。出演者だけ楽しそうなふりをして馬鹿騒ぎしているバラエティ番組などをもう受信しなくていいのねと、ほっとしたくらいである。ああいうのは、小学校で違う学年の知らない人達がお楽しみ会をして騒いでいるのを廊下から見ている感じがしていた。こっちは何が楽しいのかわからないが、本人たちは内輪で盛り上がっている。

NHKの解約をするのが面倒だなと思っていたが、フリーダイヤルに電話してみたら、専用窓口が設けられていた。衛星放送を解約するときにえらくてこずったので気が重かったが(この人達に日本語は通じるのか、と本気で思った)、問題なく解約届を送ってもらうこととなった。テレビが地デジ対応ではない、チューナーも持っていない、チューナーのついているDVDプレーヤーもカーナビもない、ワンセグの携帯電話も持っていないことを確認された。私の電話を受けたオペレーターは、緊張しているのか、元々そういう話し方なのか知らんが、息が浅く、ものすごく焦っているようにしゃべる人であった。こっちが息苦しかった。
私はクレジットカードで受信料を払っているのだが、払いすぎた料金を返金する口座を教えてくれと言われたときには、「今ですか?」と聞いてしまった。そういう情報は、解約届に記入する欄があって良さそうなものではないか。電話で言いたくないよと思ったのだが、しょうがないので教えた。

さよなら、NHK