昨夜、あたくし、気づいてしまいましたの。
根管治療で開けた穴をふさいだフタが欠けてるって。
I先生、あなた1年くらい放置しても大丈夫っておっしゃいましたよね。(色は怒りを表す。)
治療中にも一度外れかけていたことがあったのを思い出し、鏡で確認してみましたの。そうしましたらね、フタの下の部分が前より短くなっていましたの。穴がぱっくり開いているわけではないのだけど、細菌が入るのに大きな穴は必要ないざましょ?
げっそり。
開業医を探すかと色々検索してみるも、腕がどうかなんて、それぞれ症状の違う患者の書いたレビュー見てもわからないじゃない。根管治療はこの先生なら間違いないってレビューはないんだから。なんだかんだ言って、歯内療法の専門医がいるということで元々大学病院に行ったわけなので、やはり選択としてはそう間違ってはいないはずなんだけどね。くじ引き感覚で良いか悪いかわからない開業医に行くよりも、とりあえず大学病院に行くことにしたのよ、このっ。
今朝一番に電話。診療室には受付がいるわけではないので、電話に出たのは歯科医。状況を説明すると、それは早めに診たほうがいいだろう、とすぐに話の内容を理解してくれて助かった。「担当医は7月まで予約が取れない。そこまで置かない方がいいので、救急扱いで今日来てもらってもいい」ということで、午後行ってきた。
救急担当のXXです、と男性歯科医が自己紹介。名前は忘れた。I先生よりは年上で経験もありそうだ。歯が以前より響くと訴えたので、恒例の打診痛チェック。がんがんがんっと歯を叩くあれ。隣の歯より確実に響く。とはいえ、昔ほどではない。レントゲンを撮っての診断は、病巣があるわけでもなく、ほんのちょっとだが、2月の時点よりは良くなってきているように見える、とのこと。ふーん。私としては、もうこの程度の痛みであれば、もうI'll live with itだから、このまま最終的な薬を入れてもらって終わらせたいのよ!と思っていることを告げた。「根管治療を終えても、まれにこういった痛みが残ることがあるんですよね。ですので、閉じるというのも一つの手かもしれません」と先生。ふーん。
で、欠けていたフタだが、実際に欠けていて、「ちょっと触ったら、ぽろっととれた」そうだ。これ、カルテに太字で書いといてねっ。
思ったとおり、今日は、穴からばい菌が入っているかもしれないので、中を掃除して閉じるという作業であった。この先生、作業が早いというか、荒いというか、ガッ、ギコギコ、シュパッ、キーン、ガガガッ、という感じで、まあ、慣れてるんだろうという感じであった。この点、I先生はもっと物静かにじっくり作業をするので怖くはない。慣れてないってか。
治療中も、この春歯科医になったばかりみたいな丁稚が次の急患について報告に来る。私の根っこをギコギコ掃除しながら、「どっちの歯?問診しといてくれる?」と指示を出し、問診してきた丁稚の報告を聞きながら、「ああ、そうか、あそこかあ。了解」などと返事をしている。内心、「根っこをギコギコしてるときには、手元に集中プリーズ」とドキドキしていた私であった。
「早めにI先生の予約を取りましょう!」と救急先生が最後に言って治療が終わったので、7月に入らずとも予約が取れる手段でもあるのかと思ったが、それはただ「言ってみただけ」だったようで、結局7月の第1週ということになった。信じられん。丁稚が予約を取ってくれたのだが(救急先生は忙しい)、「こんなに時間が開いて大丈夫なんでしょうか」と私が聞くと、困ったように笑い、「それまでに何かありましたら、いつでも電話してください」とその場しのぎの返事をしていた。まあ、そうとしか言えないわね。
毎日お忙しいI先生。これだけ患者の数をこなしていれば、技術も向上するでしょう。

中に膿が出ているとも思えないが、出ているかどうかの確認のために今日は脱脂綿だけつめているということであった。薬を入れるとわからないそうだ。根管治療中も、脱脂綿だけ入れた状態で3週間というのはあったので大丈夫とは思うが、やっぱりとっとと済ませたかったなあ。しくしく。
きっとまた細菌検査をして、その結果が出るまでに1週間は必要で、次の予約もすぐに取れずに8月とかになって、菌が入ればまた掃除をし続けなきゃだめで、あ"〜っ!
7月にフィンランドに行こうと思ってたんですけどね。
ちっ。