■

予定は未定だが、とりあえずパスポートの更新をしておかねばと申請に行ってきた。
問題はその写真である。先日、歯医者の帰りに「そういえば、写真を撮っておかねば」とふと思い立ち、カメラ店によって撮ってもらったのであるが、ぱっとしないシャツを着て、髪は後ろで一つにひっつめて結んでいるだけ、化粧も大してしていないという状態であった。今日はやめようか、出直そうかとも考えたが、面倒なので済ませることにした。
3枚撮った中から選べるのだが、どの写真も「ど〜ん」とかなりの存在感の顔である。ぱんぱんに丸い。この写真を10年使うのか、とため息が出たが、that's how I lookなのだから仕方ない。化粧しなおして、もっと顔移りのいい色のシャツを着て取り直したい気もあったが、そんなことにまたお金を出すのもばかばかしい。
母に見せたら、「はっきりしていて良い。別に変だと思わない」との感想。父は「顔をアップにしすぎた処理がいかん。そういう規格なのか？」と言う。確かに前のパスポートの写真と比べると、今回は近すぎる感じがある。もうなんというか、自信を持って「このパスポートは私のですから」という主張をしている。5年前のと比較。

どちらが今回のかは一目瞭然。首の皺が嫌なので隠しました、はい。ここまで左右の耳が揃ってないとは思わなかったよ。そういえば、怪物くんと言われていたこともあったな。
今、規格を調べたら、以前の写真では顔の部分が小さ過ぎる寸法だ。きっと規格が変わったのね。テロリストのせいか。まったくもっていい迷惑だよっ。
ばあ様に見せたら、「んまあ、どしたん、これは。腫れたような感じ」と私と同意見であった。そう、腫れた感じにぱんぱんなのである。
あーあ、もう提出したから10年はこれで行くよ。