日傘を2本持っている。1本は黒地に刺繍がしてある折畳み傘。

もう1本は薄い青の地に刺繍がしてあるショート傘。

青いのは去年の夏の終わりごろに買った。晴雨兼用ではなく、どう見ても日傘にしか見えないのをください、と店員に頼んで探してもらったもの。やっぱりフィンランドでも日傘を差したい、でも晴天の日に傘を差している人など皆無、となると、パラソルを見たことが無い人でも「あの傘はアンブレラには見えないから、あれがきっとパラソルというものなのね」とわかるようなものにしようと思ったのよ。海外で差したい旨を店員に説明をすると、彼女は深く頷き、「雨降ってないのになんで傘差してるんだ、って言う目で見られますよね」と話は一発で通じた。
もっと凝った刺繍のしてある、それこそパラソル以外の何物でもない傘もあったのだが、なにしろお高い。私が見たのは2万円近かった。そのような金銭感覚はない。非常に美しいんだけどね。
そこでこの明るい色の傘を買ったわけだが、まだフィンランドに持って行くことさえしていない。やっぱり勇気がなかったのよ。
普段は、黒地の傘を使うことが圧倒的に多い。折畳みの携帯性の良さもあるが、薄青の傘だとまぶしいし、暑いのだ。紫外線カットと書いてあったので、それでいいやと思って買ったのだが、あまりに光が入ってくるので、本当に紫外線はカットされているのかと疑ってしまう。
最近は、遮光100%の日傘もあるようだ。このメーカーなど、よく売れているらしい。ポリエステル100%ということで、使用者の感想を探して読むと、テレテラしているとか、雨傘っぽいとある。デザインもあんまり好みじゃない。
日光にかぶれるので、黒地の傘を使い、長袖、手袋で防御しているが、そうしている限り症状は出ないので、私のアレルギーレベルだと、傘が光線を100%カットしていなくても大丈夫ではあるようだ。だが、暑いのは嫌である。そういう意味で遮光傘がいいのかなと思う。
もっとおしゃれな遮光傘はないかいな、と楽天で探してみた。あんまり無い、でも、このシリーズがエレガントでちょっとステキかなと思った。

横に並べて掲載する仕方がわからぬ。
日本で使うのなら黒でもいいが、海外ならベージュか。でもこのシリーズにしたって、晴雨兼用なわけで、「いかにも日傘」ではなさそうである。遮光を求めるのであれば、テラテラ感を避けることはできないのか。誰か、しっかり遮光できる光沢の無い布を開発してくれ。