疲れた。矯正歯科と、新しい一般歯科のはしごをしてきた。そう、マイクロスコープを持っているクリニックに転院したのよ。
まずは矯正歯科で、プレートタイプのリテーナーをもらった。ケースは色を選べたので、藤色にした。

上の歯用。
下の歯用。

まだ慣れないので、はめづらいし、はずしにくい。結構力を入れないとはずれないので、壊れてしまうのではないかと思ってしまう。今はキツキツに感じるが、じきに少しゆるくはなるらしい。寝るときに装着するだけでいいとのこと。下の歯用のがちっちゃいので驚いた。前歯が重なりやすいので、ここをがっちり固定する必要があるらしい。
はめていないときは、水につけておかないといけない。乾燥すると変形するそうだ。洗浄は、歯磨き粉をつけずに柔らかい歯ブラシで洗う。専用の洗浄剤があるが、歯科用品を売るネットショップで他のものを買うついでに買えばいいやと思い、クリニックでは買わなかった。値段は840円で、クリニックでもこの店でも同じ値段。ショップにはタブレットタイプもあるようだし、こっちにしようかな。ドラッグストアで買える入れ歯用のものは、ワイヤー部分の蝋溶接が弱くなるので使わない方がいいらしい。プラークもついたりするらしいので、こまめにきれいにする必要がある。
このタイプのリテーナーであれば、1年くらいに1度のチェックでいいんだとか。もう次回の予約はせず、こちらから連絡することになる。
本日、リテーナーの料金で6,300円也。
Cumulative total: 989,170円

で、電車に乗ってマイクロスコープのあるH歯科へ。町の中心部から少し離れているのでちょっと不便。ナイトガードを作ってくれたNクリニックは今風のホテルっぽい内装であったが、H歯科はフツーというか、懐かしい感じの待合室。でもマイクロスコープがあるのだ。待合室は結構せまいのだが、診察エリアは意外と広く、歯科医も数人いるようであった。こういう大き目の医院の場合、長年診てもらったT歯科医院のように、先生とろくに話ができず、衛生士さんとのやり取りが主になるのではと危惧したのだが、ここは違った。H先生、手鏡を私に持たせて色々詳しく説明してくれた。ナイス。
結論を言うと、マイクロスコープでの処置の必要性は今は判断せず、後回し。根管治療をした右上1番が痛いのは、下の歯が強く当たっているからかもしれないと、今日は咬合調整をした。何度も咬合紙をはさみ「横にぎーりぎーりしてみて」と歯軋りのシミュレーションをしながら、上の歯をすこーしずつ削った。これで1週間様子を見る。
「歯軋りをしている口の典型的な例」と言われた。とほほ〜。頬の裏側に線がついており、下の歯の裏側が盛り上がっているが証拠らしい。そして、歯軋り対策に今使っているナイトガードを見せたら、「うーん、これはほとんど意味がないです」と言われてしまった。N先生に作ってもらったナイトガード。五千円したのに。

これでは柔らかすぎて、力を逃がすことができないんだってさ。そういえば、矯正する前にT先生のところで作ったナイトガードは固めのプラスチックで結構分厚いものであった。でもどうなんでしょうか。H先生もT先生もおそらく50代くらいだと思うのだが、30代の若いN先生は新しい素材のナイトガードを使ったって可能性はないんでしょうか。決して、H先生のことを疑うというわけではないのだが(いや、疑っていることになるのか)、歯軋りのことを指摘してナイトガードを作ることを薦めたN先生が、使えない素材を選ぶというのがdoesn't make senseではないの。
どっちにしても、痛みの改善の有無を見て、再度根管治療の必要があるかもしれないので、今すぐナイトガードの作り直しはしないらしい。レントゲンを見る限り、ちゃんと薬は入っているらしい。「まあ、完璧ではないんですけど」とにやっとするH先生。言うじゃないか。では、先生には完璧な治療を期待する。
N先生のところでは指摘されなかったのだが、なんと初期虫歯が二箇所ある。ひーんっ。もう二度と虫歯を作りたくなかったのに悲しい。今すぐどうこうしなければならないわけではないのだが、一箇所はいずれ詰めねばならないようだ。それもゴールドの入った下の奥歯。その歯の白い部分が虫歯になっていた。くーーーっ。保険治療は銀になるので、白いのだと2万1千円だと言われた。ほんの数ミリのものなのに。どうせゴールドでキンキラしているので、銀でいいかとも思ってしまう。「ゴールドも本当は嫌で、白いのが良かったんですが、割れると言われて」と言うと、ベテランっぽい衛生士さんは「そうなんです、割れるんですよね」と頷いていた。そうか、やはり割れるのか。特に、私のように寝ている間に歯軋りをしまくっている人間は割れやすいだろう。
ああ、もう寝るのやめたい。寝なければ歯軋りしないわけでしょ。