アメリカのsitcomは数知れど、おもしろい番組というのは一握りであろう。大学時代に見ていて、今見ても可笑しいなあ、また見たいなあと思うのがいくつかある。
一つは、Cheers。ボストンのバーを舞台にした番組。毎回楽しみにしていた。登場人物のFrasierが大好きで、将来猫を買ったらFrasierと名づけようと思っていた。思っていたら、CheersのスピンオフでFrasierが主人公の番組が始まることになった。その後帰国したので、リアルタイムでは見られず残念だった。スピンオフなんかして大丈夫だろうか、すぐにキャンセルにならないだろうか、と心配だったが、大人気で11年も続き、2004年だったかに放映を終えている。日本で見たが、Cheersよりも好みだ。おもしろい。大好き。いまだ猫を飼うチャンスはないのでFrasierと名づけることも出来ていないが、番組があまりにヒットして有名になったので、今更そんな名前をつけるのはかっこわるい。
そして、最近「そういえば、好きだったよなあ」と思い出したのが、The Golden Girls. 60前後のドロシー、ブランチ、ローズと、80代のドロシーの母ソフィアのマイアミでの共同生活の話。シニカルでドライな老化に関するユーモアとか、彼女達の恋愛の話とか、いくつになってもおしゃれで元気でオンナでいいなあとポジティブになる番組だった。これは日本で放映されたことがあるのだろうか。何歳でもデートはするし、再婚もするカルチャーのあるアメリカならではのエピソードが多いので、日本では受け入れられにくいかなと思う。

編み物しながら、全エピソードを見たい。猫が数匹いて、ミルクティーとクッキーがあればなお良い。
現実逃避だなあ。