国際空港において、入国・出国審査には長い列が出来ることが多い。ここ数年は、フィンランド関空の往復ばかりの私であるが、頻繁に遭遇するのが、「どの列がより速いか」が非常に気なる人達である。
「あっちの列の方が速かった」「この列はXX人が多いから、全然進まない」「(別の列に並ぶ夫らしき人に向かって大声で)進み具合どう?!そっち行こうか?!(1分ごとに確認)」「この男は丁寧すぎて遅い(男=審査官)」などなど。
昨日の関空の入国審査でも、私の後ろにいた60代の男女数人が、「他の列の方が進み具合が速い」と、そりゃーもー、ずーーーっと繰り返し文句をおっしゃっていた。こういうとき、自分が日本語を理解しなければいいなと思う。
今回、関空には、自動で入国審査が出来るブースが一つ設けられていた。利用している人は数人しかいなかった。こういう機械類に慣れていない人だと、なかなか大変そうであった。おじさんが一人、何度やっても認識されないのかエラーになるのか、イライラと怒り、大きな声で機械を罵っていた。最後には係員が出てきて、使い方を教え、おじさんは無事ゲートの向こうへ消えていった。あー大変。