すべらない靴といえば、ごっついハイキングブーツしか持っていないので、今日の散歩は仕方なくこれを履いた。粉雪が積もりまくっている状態だったのでちょうどよかったのだが、重いし、とにかくごついので歩きにくい。お尻も腰も痛いのに、雪の中、散歩なんか行きたくないとぐずったのだが、外に出なければだめだとPに連れ出された。雪は降ってるし、風は強いし、歩きにくいしで、それこそ遭難してしまうのではと思った。アパートのブロックをひとまわりしただけで私はギブアップ。雪が顔に吹き付けるときに毛糸の帽子なんかでは間に合わない。ダウンジャケットにフードがついていたのを「なんかかっこ悪い」と取り外していたのだが、その必要性を痛感した。こういう天気のところでは、かっこ悪いとかなんとか言っていられんのだ。
で、フィンランドの靴底滑り止め事情を調べてみた。日本のオンラインショップで見たような、靴の上から装着するバンドのようなものもあるが、日本ではつま先につけるのが多いのに対し、フィンランドのものは踵につけるのが多い。
こういうのとか。
 
他にもいろいろGoogleの検索結果)。
Pが言うには、普通に歩くには踵に滑り止めがついているのが良いのだそうだ。ジョギングをするときはつま先で蹴るのでつま先か全体に滑り止めが必要らしい。どっちにしてもごついな。いや、そんな見た目のことを心配している場合ではない。
ぱっと見は普通の靴のままがいいのであれば、スパイクを靴底に埋めるという手があるらしい。だが、これだと取り外しが気軽に出来ないので(つーか、埋めたら埋めっぱなしか)お店などに入ると床が痛むため、歓迎はされないとか。カツカツと音がするので知らんぷりもできないし。
楽天で、可動式金具のついたブーツを見つけた。
[rakuten:riv-shoes:10002681:detail]
これならお店に入ったら金具を引っ込めればいいだけだろう。
Pは、フィンランドの靴の修理店で、こういう金具を今持っているブーツにつけてもらったらどうだと言う。えっ、だった踵をけずって金具を取り付けるなんて、major operationで大変そうだし、高そうじゃん、と驚いたのだが、何かしら滑り止め対策はあるはずだ、行って聞いてみればと言う。もしこんな金具をつける加工をしているのなら、すごい。せいぜいスパイクをつけるとか、ごつごつしたゴム底に張り替えるとかくらいならわかるが。
しかし、修理店に行くために出かけるのもまたころびそうで恐い。歩行恐怖症。