労働力調査というのを政府がしているらしい。雇用情勢を確認するためのものなんだと。調査員が持ってくる用紙に、月の最後の週の就労時間と仕事の種類を記入し、調査員に渡す。いまどきこのようなマニュアルなやり方では回収率が悪いだろう。なんつーかね、効率悪いことこのうえない運営の仕方だと思うわけよ。この時代、ネットで出来るようにでもしてもらわないと。

10月の半ばくらいに「あなたは調査対象に選ばれました。協力プリーズ」というハガキが政府から来た。その3日後くらいに調査員という人からのメモが郵便受けに入っていた。「何度もお訪ねしていますがお会いできません」とある。「何度も」というのに引っかかる。大抵在宅しているのに。「この間お渡ししたパンフレットにあるように」などと書いてあるのだが、そんなものは受け取っていない。使われている漢字や表現から、高齢の人だと推測される。

後日、アンケート用紙と共に、11月1日の10時半から11時の間に面接に来るのでよろしくと手書きでメモが入れてあった。「面接〜?!」煩わしい。どうせ回答内容の確認だろう。その数日後、さらに回収時間の確認メモが入っており、そのまた数日後の2回目のメモには「用紙はドアにはさんでおいてください」と書いてあった。そしてさらにメモは続き、またもや10時半から11時までの間に取りに来ると書いてあった。ここまでくるともう気持ち悪いしつこさである。

用紙を見るとこの調査は12月まで続くようで、留守にする私はその旨を書いたメモを用紙に添付して玄関ドアに挟んでおいた。留守中に「何度も来たのにお会いできません」とかうらみがましいメモが何枚も入っていてはかなわん。

そして今朝9時半ごろ玄関を開けたら、既に用紙は回収されており、お礼のメモが変わりにはさんであった。10時半から11時までの間に来るとしつこく確認していたのは何だったんだ。そしてそのメモには「11月もよろしくお願いします」とある。留守にするから調査には協力できんと書いたではないか。読めよっ!こういう一方通行なコミュニケーションしか取れない人とは本当に関わりたくない。

出張で留守をする人もいるだろう。入院中の人だっているだろう。調査員に無駄足を踏ませるだけのこういう昭和な方法を見直す時期はもうとっくに過ぎてるんじゃないの。