いつもは行かないスーパーへ夜8時半頃行った。店の入り口付近には、売り出し中の商品がダンボールに入った状態で積み上げてあった。前方を歩いていた50代くらいのおじさんが、ダンボールにぶらさげてあった値札を突然こぶしでパンチした。思いもかけない動作をされて、本気で驚いてしまった。もしかしたら酔っ払っていたのかもしれない。なるべく距離を置くように、私は別の売り場へ向かった。
買い物を終えてレジに並んでいたとき、後ろに男女の二人連れがいた。男性は中年の声である。ものすごく不愉快な物言いで、女性をなじっていた。それだからお前はなんちゃらかんちゃら、みたいなことをネチネチ言っていた。女性はずっとだまっていた。その後、男性は先に出口で待っている、と言ってレジカウンターの横を通って去っていった。なんとなくだが、女性はいつもあの調子でverbal abuseを受けているのではないのかなと思った。
なんだか、えらくunhappyな人々を立て続けに見てしまって、気が重くなった。