ドレス探しの旅、開始。デパートを巡った。足、疲れた。試着するつもりはなく、今日はどんなものがあるか見るだけ。ロングドレスを探していると言うと、どのデパートの店員にも「演奏会かなにかですか」とまず聞かれた。この時期、秋の演奏会でロングドレスを買うピアニストや声楽家などが多いらしい。なるほど。
フォーマルドレスのセクションに置いてあるドレスは、膝丈のものが多い。ロングドレスの数は少ない。「たくさん入荷されるのは謝恩会とか、クリスマスの前とか、そういう時期なんですか」と店員に聞いてみたが、ほとんどの人は膝丈のドレスを買うと言う。まあ、そうだよなあ。
フィンランドの人って、パーティーだけでなく、普段からも色物をあまり着ず、黒という印象が強い。冬場など、暗い天気なのに皆で黒いコートを着て歩いている。Finnairの機内誌だったかに、フィンランドの女性が、「色物を着たら、皆に奇異な目で見られている気がしていたが、気にしないで好きなものを着るべきなのよね」とかいう内容の記事を書いていたのを読んだことがある。「目立たず控え目に」というところは顕著な特徴だなと思う。でも片やマリメッコみたいなデザインの服もあるわけよね。

今年のミスユニバースでミスフィンランドが着た、お国のコスチュームコーナーでのマリメッコ姿。可愛いではないか。日本の一億倍は品が良い。


Pが着物を着ろといまだに言っていて、「キモノキモノうるさいわっ!」と切れる寸前の私であるが、ミス日本みたいなのだったら着ると言えば黙るだろうか。