エチオピアのヤマダさん(と呼ぶことにした)、今日はちゃんと来ていた。
今回のクラスは、レベル1のときよりも人数が多い。もっとも、レベル1も途中で抜けた人は数人いたが。
レベル2の2日間の授業を受けた時点の感想は、「レベル1の雰囲気の方がよかったなあ」である。先生は確かに優しいし、親切である。だが、昨日はいきなり教科書の長文を読むところから始まり、当然ながら知らない単語がたくさんあるわけで、「これはどういう意味?」と辞書さえ引けばわかるような質問が飛び交うわけである。レベル1のときは、長文は宿題で出て、事前に内容を把握しておくことができ、次のクラスで文法や、辞書を調べても今ひとつ意味のわからない表現などの質問をしていた。「人に聞く前に自分で調べられることは自分で調べろ」と昔から思う性格なのであるが、机の上に辞書を置いていながらも使いもせずに「この単語は何?」といつもいつも質問する人にいらつくわけである。ましてや、その単語が「昨日もあんたその質問しとったやないかいっ」と二度目の登場だったり、「さっき別の人が同じ質問して、先生が答たやないかいっ」と人の話を聞いてないがゆえの質問だったりすると、脳内が関西弁になる私であった。
そりゃ、人の質問から学ぶことはあるのはわかる。だが、「この単語の意味は?」と聞かれると、先生は英語で答えることがほとんどなわけである。フィンランド語で説明してほしいな、と思うのである。レベル1の先生の方が、英語の使用率が圧倒的に少なかった。英語が得意ではない生徒も中にはいるわけで、彼らが取り残されているのがわかる。困ったなあ。
私が取ったレベル1のクラスでは、先生が作った教科書を使用した。宿題に出る練習問題の答は全部載っており、「宿題に関して質問は?」と次の授業のときに先生が聞き、あれば質問するという形を取っていた。答え合わせは無し。この方が、授業時間を有効に使えると思う。他のクラスは、教科書とワークブックが指定されており、今回のレベル2を取るにあたり、私も購入した。このワークブックには答が載っていない。となると、宿題の答え合わせを授業中にするわけである。今日の授業でも、大半を答え合わせに費やした。そりゃ、復習になるし、無駄ではない。だが、先生は答を黒板に書かせるだけで、読ませない。なんかね、しゃべりたりんやないかい、と思ってしまうわけである。
とはいえ、まだ2日目。様子を見よう。