暑い。日差しが強い。今年は、なかなか夏が終わらないようだ。私が今回こちらに来る前は、もう涼しくなりはじめていたらしいのに、また太陽復活。迷惑だ。
だーれもかぶっていない帽子をかぶって路面電車に乗り、フィンランド語講座2に行ったわよ、朝っぱらから。レベル1は夕方4時からのクラスだったが、今回は朝9時から。朝から毎日出かけるのなんて、気が遠くなるくらい久々である。
今回のクラスも世界中から生徒が集まっている。日本人も一人いた。この夏からこちらで学生を始めたらしい。ドイツ人、イギリス人、トルコ人ハンガリー人、ルーマニア人、中国人(どこの国かは不明)、ベトナム人などなど様々である。そして共通言語はやはり英語。しょうがないか。フィンランド語が共通言語だったら無理してむちゃくちゃでも話すから、もっと早く進歩するだろうなあ。まあ、意志の問題だが。だって、私はPとフィンランド語で話せばいいではないか。してません。意志薄弱
そしてそのPは日本語を習い始めた。私のクラスは教科書を使って文法を学ぶ授業だが、彼のは会話が主で、初日にしてかなりの量を習得していて驚いた。当然まだまだ会話にはならないのだが、夕食にテーブルにつくなり「食べましょう」と言うし、私がフィンランド語では言えない日常のフレーズを身につけている。まったくの初心者を対象にしたクラスだが、先生も自分も何を言っているかさっぱりわからなくても、ゲームのように話をするらしい。朝から夕方まで一日中あるクラスなのだが、午前中の授業のちんぷんかんぷんさに恐れをなした「ヤマダさん」(ゲームでヤマダさん役だったらしいフィンランド人男性。Pは本当の名前は知らないと言う)は、お昼休みの後には帰ってこなかったそうだ。ギブアップ早過ぎだろう。"So ヤマダさんdidn't come back."とPが言ったのがなんだかツボにはまっておかしかった。
帰ってこなかったといえば、私の隣に座っていたエチオピア人のなんとか君も20分の休憩後に帰ってこなかった。私とペアを組んで練習していたので、先生は「did he say anything to you at all?」と聞いてきたが、私は何も知らない。"I'm sleepy."と言っていたのだが、眠いので帰ったのかどうかも知らないし。消えたエチオピア人とヤマダさん。友達なのかな。