皮膚科へ行った。今までのY先生のクリニックではなく、新しいところへ行ってみた。別にY先生もいい先生だとは思うのだが、美容皮膚科も始めてから激混みになっているのと、ピーリングを勧められるのがちと負担でずっと足が遠のいていた。最後にY先生からもらった薬も当の昔に無くなっているし、どうしようかなと思い病院を検索したところ、いつもいく図書館の近くに皮膚科があったので、本を返却するついでに行ってみることにした。
話しやすい気さくなS先生(男性)である。今まで使っていた薬の説明や、ピーリングは嫌だという話をすると、「それ、広島の話?」と聞かれた。ちょっと言いたくなかったのだが、まあ嘘をつくのもなんだしと思って、Y先生のことを言うと、「ああ、あのきれいな」と先生。くく、そう、Y先生はきれいだ。お肌もつっるつる。肌トラブルを持つ人間の気持ちはわかんねーだろーっと思うくらい、flawlessなお肌である。「あそこはピーリングもやるんだ」とS先生が言うので、美容皮膚科にも力を入れていることを伝えておいた。Y先生、クリニック経営もうまいよ。私はフツーの皮膚科でいいわ。
体に塗る薬を顔にも塗っていたと言うと、S先生はまじまじと私の顔を見て、「顔は保湿だけすればいいと思うよ。薬はいらないんじゃないの」と言う。フィンランドでの皮剥けについても相談すると、やはり私には保湿が必要だろうということで、ヒルドイドというローションを処方してもらった。これは血行をよくするそうで、シモヤケ、腱鞘炎や打ち身にも使えるらしい。以前、漢方のA先生にシモヤケ治療用にもらった紫雲膏の西洋版って感じなのかしらん。紫雲膏は匂いがあるし、べたべたするので、このさらっとしたヒルドイドの方が使い勝手は良さそう。編み物で痛い左人差し指にも塗ってみよう。
おくすり110番で調べたら、「皮脂欠乏症」というのが効果の一つにあるのだが、日本じゃ脂ぎとぎとなのにいいんだろうか。使ってみて様子をみよう。検索してみると、どこかの皮膚科医が、このローションを使うとそこいらの高級乳液よりもお肌つるつるになると書いていた。ほんまか。血行がよくなると、シミも薄くなるとかってあるかしらん。どうしよう、赤ちゃんみたいなぷるぷるのお肌になったら。期待過剰。
紫外線アレルギーについてもS先生に聞いてみた。フィンランドじゃ日傘差す習慣がないので悩みますと言うと、やっぱりアレルギーなら差した方がいいかもねえ、と先生。だよなあ。「南の方へ行くと、北欧の人いっぱい着ていて、真っ赤に肌を焼いてますよね」と先生もよくご存知である。「そうなんです。火傷状態になってる人を見ますよね。後でどうなっても知らないよっていつも思うんですけど」と言うと、看護師さんが笑っていた。
体の方の薬も5本もらっておいたので、しばらくはいかなくて済む。安心。ヒルロイドの効果についてはまた書く。