いや、しかし皆さん。フィンランド語にここまで覚えにゃならんことがあるとは。日本語の上手なスウェーデンのEさんも「日本語の方が簡単です。わからへん」と呆然としていた。incidentally, 彼女は先生に当てられると、「あのー」と言ってから答える。無意識にやっていて、本人も気づいていないと思う。
フィンランド語には、こまかーーーい変化がいーろいろあって大変である。先生も「Don't panic」と言うくらいである。私は常々、日本語を外国語として勉強するのはとても大変だと思うので、母国語でよかったわ、と思っていたが、フィンランド人がこれだけの文法のルール(といっても、私が習ったのはまだほんの一部だが)を自然に身に着けて話したり書いたりしているというはすごい。子供も話しているではないか。
Pにしたって、子供の頃に習ったとはいえ、フィンランド語は母国語ではないわけである。ときには間違えたり、混乱したりしないのか、と聞くと、ないと言う。使っていればすぐ慣れると言い、Mちゃんを例にあげる。彼女は3歳までスウェーデン語と英語しか話せなかったと言う。家ではスウェーデン語、外では英語の環境だったらしい(アメリカに住んでいた)。フィンランドに戻ってからも、幼稚園も小学校もenglish schoolであったが、近所の子供と遊ぶことによってフィンランド語を覚えたらしい(今はフィンランド語の小学校に編入している)。んなもん、そんな子供と40過ぎの私を比較されても困る。
昨日の授業の後、路面電車を降りたところでBさんの婚約者(フィンランド人)が待っていた。Bさんが私とEさんを英語で紹介したのだが、私とEさんは、ここぞとばかり習ったフィンランド語を使うべしと"Hauska tutustua" (nice to meet you)と挨拶し、Bフィアンセに褒めてもらった。優しい人だ。"Nice to meet you"と言って褒められて喜ぶ私。天気に関する単語を習ったばかりだったので、聞かれてもないのに"Tuulee"(windy)と突然言ってみたりして、Bフィアンセが頷くと「おお、通じた」とさらに喜ぶウルトラ初心者な私であった。フィンランド語習得の道は果てしなく長い。