編み物をしながらGYAOで鑑賞。お金を払って借りるような映画ではない(ばっさり)。知能の高い鮫出現、人間を攻撃、手足ちぎれる、血どばーっ、逃げ切れるか人間、という映画である。子供の頃見たらきっと怖かったろう。
映画を見ながら、自分の中の悪魔を見た。料理人が飼っていたオウムが鮫に食われるところがあるのだが、思わずワハハと笑ってしまったのだ。ひどい人間だ。なんで笑ったかというと、大学4年のときのことを思い出したのだ。当時、一軒家でオウムを飼うカップルと住んでいた。このオウムがとてつもなく甘やかされたわがまま鳥で、カゴから出せば糞はそこらじゅうにするわ、自分がカゴの中にいるときに我々が別の部屋で話をしていればギャーギャーと大騒ぎするわ、飼い主のメラニー(仮名)は、目の中に入れても痛くないというくらいの溺愛ぶりで躾も何もしないわ、もう私にとっては最低の同居鳥であった。鳥のせいでメラニーと喧嘩をしたこともある。自分の可愛いオウムちゃんが悪いなんて露ほども思っていないので、話にならなかった。鳥により受けるストレスのことを友達に訴え、"What kind of bird is it?"と聞かれれば、"It's a green piece of shit."と答えていた私である。
このオウムにつつかれた傷がいまだに私の右手にある。一緒に住み始めた当初、メラニーの肩から私に飛び移り、手の甲まで下りてきたオウム。まだ鳥のことをよく知らず、仲良くしようと努力していた段階だったので、私もだまって好きなようにさせていた。すると突然薬指のknuckleの部分に一撃をくらった。血ぃ出ました。メラニーはすぐに怒ったのだが、自分の手にオウムを乗せて"Why did you do thaaaat?"と甘えた声で言うだけであった。これで私の手タレへの道は閉ざされたのだ(嘘)。オウムのくちばしってすんごいシャープなの知ってますか、皆さん。
ちっ、写真を貼ろうにもなぜかアップロードができない。はてなさ〜ん。オウムの呪いか。
とにかく緑のオウムといえば嫌な想い出しかないので、この映画でメラニーのと似たようなオウムが鮫に飲み込まれるのを見たときには、ちょっとカタルシスを感じてしまった悪魔な私であった。
私が大学を卒業して家を出るとき、メラニーは「Kayはいつかきっと鳥を飼うと思うわ」とまるっきりわかっていない発言をし、私は脱力。ありえない。
ということで、I'm glad I saw this movie.