去年買った黒のレインブーツは、さまざまな理由で失敗であった。

  • 筒がキツキツ。フィンランドのようなところでは、雪がどろどろになっているようなところを歩く際、ジーンズの裾をブーツインせねば汚れるということに去年やっと気づいた。このブーツでは無理だ。(写真だとすんごい太い筒のように見えるが、箱の中でつぶれてぺたんこになっているため。)
  • 町中でも履けるようなデザインが欲しくて、少しヒールのあるこのブーツを選んだのだが、ちょっと歩きにくい。フィンランドの冬では特に滑らないように緊張して歩くため、さらに歩きにくい。
  • そして一番の失敗の理由:足が濡れる。不良品だったのである。左足のつま先から水が入る。完全防水ではないから、大雨や長時間の着用時には縫い目から水が入る場合もある、という注意は書いてあったので知っていた。が、シトシト程度の雨降りの中、20分ほど歩いてつま先が濡れるというのは全然防水じゃないんじゃないか。外で履いたら返品できないのでそのまま持っている。接着剤でソールのつま先を埋めたらどうかと、家にあった瞬間接着剤をつけてみたが、白くなっただけだった。今度、昔からあるような透明になる接着剤(2種類のを混ぜるようなやつ)で試してみたい。

このブーツは、ビニールのくせに8千円もしたのだ。そりゃハンターとかエーグルあたりならもっと高価なわけだが、足が濡れるのに8千円では嫌だ。
で、今度はこういうのを買ってみた。
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暗い雨の日には明るい色をと思ってベージュにしてみた。23センチサイズが22.5から23センチまで対応ということで選んだが、それでも私の足だと少し余裕がある。長く歩くのなら中敷を敷いた方がいいかもしれない。
筒が太いので、余裕でブーツインできる。ヒールも低いのですたすた歩ける。

なんといっても完全防水である。雨の日に恐る恐る履いてみたが、まったく問題なかった。
ソールも深いので、グリップもよさそうである。

でも凍ったところではどうだろうか。広島南部では試せない。
ゆったりしたデザインなので、長靴は長靴である。ブーツインした自分の姿を見たとき、可愛いブーツを履いた魚河岸の人のようだと思った。
もっとスマートな見た目のジョッキーブーツ風のものもたくさん見かけたが、ソールが滑りそうだったり、筒がせまかったりと(足が細けりゃいいんでしょうけど)、寒冷地仕様ではないものがほとんどであった。
寒冷地仕様のものは寒冷地で買うのがmakes senseとも思えるが、セレクションの多さを考えると、やはり買い物天国の日本かなと思い、こっちで買った。それに、現地の女性って結構ヒールのある普通の革ブーツを履いて歩いているのだ。慣れていると平気なのだろう。
とりあえず、日本においても雨の日にストレスなく歩けるというのは楽でよい。