うちには客用の布団がない。自分はベッドで寝るし、和室の押入れはクローゼット代わりに使用しており、布団があったとしても入れるところもない。
P一人が来るのであれば、ベッドのマットレスを床に下ろし、隣にソファベッドを置いてダブルベッドのように使う。高さがちょうど同じなのでit works. 今回、Mちゃんの寝場所をどうするかと悩んだ。実家から布団を借りるか、とも考えたが、持ってくるのが面倒だ。というか、人に物を借りたりするの、好きじゃない。
どうしようかな〜、と母に言った際、「レンタルすれば」とのアドバイス。私はレンタル布団などというものが存在することさえ知らなかった。ネットで調べてみると、日本全国に送ってくれるレンタル布団店が色々ある。さすが日本。ロジスティックスが発達しているからゆえ。
数社の値段の比較をし、大阪の布団店から借りることにした。15泊借りて7500円くらいだったかな(送料2100円込み)。返却時はシーツの洗濯の必要もなく、送られてきたときと同じ状態に梱包し、宅配会社に集荷に来てもらって終わりである。返却料も支払った料金に含まれている。私が借りたセットは、敷布団、羽毛掛け布団と枕である。枕は、ごろごろとチップが中に入っているようなやつだったので、これはMちゃんは慣れてないから無理だろうと私が使用。私自身にもちょっと高すぎて使いにくかった。羽毛布団だけでも十分暖かいとは思ったが、何しろ寒いアパートなんで、使っていない私の肌布団も渡したところ、その2枚でちょうど良かったようだ。まあ、彼女の寝た和室は、夜もエアコンをつけっぱなしにしておいたので、無事風邪も引かずに済んだのかもしれんが。
ゲストに寒い思いをさせてはいかん、とエアコンやヒーターを各室フル稼働した。電気代がどうなることやらと恐ろしいが、「この家でもずっと暖房をつけていれば暖かく過ごせるのね」と、自分の普段の暖房費ケチぶりを改めて実感した。
うちは寒いから、家の中で着るフリースを持っておいでよ、とMちゃんに伝え、確かに彼女はフリースジャケットを着ていたのだが、その下はタンクトップか半袖Tシャツという格好である。それでもそんなに寒がるわけでもないのは、子供で体温が高いからなのか。まあ、風邪も引かずに過ごしてもらえたんで一安心である。初めての日本の布団も気に入ったようだった。
ということで、清潔、便利なレンタル布団、お勧めである。