昨夜は、Pの友人のIさんのお宅へ夕食のおよばれに行った。豪邸である。海を臨む広い芝生の庭には、ガラスのgazeboがあり、夏場は毎日そこで食事をするそうだ。17時くらいにお邪魔したのだが、もう真っ暗なので海も見えず。だが家そのものも美しいし、立派なお宅~、と感心したが、手入れが大変とか、海風がすごいとか、色々マイナス面もあるらしい。
なぜか奥さんと娘二人はまだ旅行先におり、「食事は期待しないでくれ」とのこと。「よかったら、Kayが料理してくれてもいいんだけど」と笑う。料理は苦手らしい。いや、私も決して得意では。つーか、この日がいいと私達を招待したのはIさん、あなただし。一応サラダは作ったのだ、と男らしくちぎったレタスの上に市販のトナカイの肉をマヨネーズであえたものが置いてあった。おいしかった。言われなければ、動物の肉とはわからなかった。見た目もツナのマヨネーズあえのような感じだったし。まあ、間接照明で暗いダイニングルームだったからかもしれんが。
で、メインのステーキにとても良い牛肉を買っておいてくれたのだが、「P、お前が焼いてくれ」とPがキッチンに立つことになった。「Kay、暖炉の前で話そう」となぜか私とIさんはワインを飲みながらリラックス。「なんでゲストの僕が台所にずっといるのだ!」と騒ぎながらも、Pはシェフ役をこなしていた。
途中、Iさんの息子のトミ君がアイスホッケーの練習から帰宅。超可愛い。英語も話せる11歳。Mちゃん同様、フィンランド語、スウェーデン語と英語が話せるそうだ。Iさん一家はフィンランド語が母国語ではあるが、トミ君はスウェーデン語の小学校に通わせているそうだ。Iさん自身は5ヶ国語も話せるそうだ。
日本語を教えてもらえ、とIさんが言い、ice hockeyはなんというのだとトミ君。苦笑しながら「アイスホッケー」と答える。じゃあ、フットボールは?と言うので、「サッカー」。おー、soccerか、とIさんも笑う。日本語、案外簡単だろう。
うちの96歳のばあ様の言うところの「わらじのような大きいステーキ」を平らげ、デザートにはアマレットとコニャックを半分ずつ混ぜたドリンクをもらった。私は飲む量を気をつけていたので酔っ払いはしなかったのだが、やはりいつもよりはアルコール量が多かったので、夜中に喉が渇いて上記のような夢を見たのだろう。Pは頭痛薬を飲んでいた。
PとIさんは久しぶりに会うということで、どうぞフィンランド語で話してくれ、と私が言ったので、仕事の話とか、知り合いの話とかで盛り上がっていた。結局私はいつもの社交のoccasionよりは話さなかったので、今回は落ち込むこともなし。その代わり、いっぱいしゃべったPが後で落ち込んでいた。変なところが私と似ている。